「ねぇ、豆まき、するの?」
いつもより遅い夕飯の用意をしている私に
小学生の息子たちが、代わる代わる私に問いかける。
すでに会社から帰宅していた主人が
「お~い、さっき買ってきた豆、どこだぁ?」
そう、
私が買っておかなかったので主人が近所で買ってきてくれた豆。
でんでん太鼓豆
ご飯を炊いておかずももう少しで仕上がる頃、
主人と小学息子たちはなにやら部屋でガヤガヤ。
耳を澄ますと、豆まきする前から豆を食べている様子。
ご飯前なのに・・・早く仕上げなくっちゃ!と
フライパンをあおっていると
小学息子らが玄関扉を勢いよく開け
アパートの踊り場から外へ豆まき。
・・・あれれ??笑い声しか聞こえない。
ガスの火を止めて
そっと踊り場へ行ってみると、
「おにはぁ~そと~・・うっへへ!」
兄弟そろって、ウヒャウヒャ♪照れながら豆まいてました。
そうかぁ、それじゃぁ、豆まきの声も聞こえないはずだわぁ~~。
私は二粒だけ残ったお豆を
息子たちの手から一粒ずつもらって、
小さな声で「おには~そと♪」
ご近所さんからもそういえば、豆まきの声が聞こえなかったですねぇ。
まぁ、私たちがまいていた時間は、夜の八時すぎですから、
こっそりまくのも、仕方がないものね。
寒い夜に息を白く吐きつつ
急いで家に入った息子たちは、トイレの中と、トイレの外に
ほんの数粒残ったお豆で豆まき、してましたね。
地味~~~~な豆まきでした。
来年も、こうやってまいてくれるかな?
そんな気持ちで二人の息子を眺めていた夜でした。
ジャガイモをふかして
肉そぼろを混ぜたおかずです。
★折り方アニメ表示凄い!