「インスぺクションって、何？」
昨日の日記をご覧になって、こう思われた方もいらっしゃるだろう。

日本で賃貸住宅に住んでいる場合、退去時、大家さんや
不動産屋さんに、家もしくは部屋のチェックをされるはずだが、
こちらでは、退去時にかかわらず、契約期間中でもチェックが入る。
これが、レギュラー・インスぺクション。

入居前、退去時にも、貸主＆借主立会いで、行われる。
入居時は、コンディション・シートが作成され、退去時には、
それにそって物件をチェックされる。
だから、入居前のインスぺクション時には、些細なことでも
気になったら、貸主に言っておいたほうがいい。
ちなみに、物件を探している時、下見したりすることも
インスぺクションと言う。

我が家は、ワン達が検疫所から出てくるまでに家を決める必要が
あったので、駐在が決まった時点で、前任者の家が
「犬OK」かどうか聞いてもらい、物件を見ずに、前任者に引き続き
この家を借りることにした。
どうしてこんな無謀なことをしたかというと、ここでは犬と
住める賃貸物件を探すのは難しいと聞いていたからだ。
契約を1年と最少期間にしておいて、もし気に入らなかったら、
その間に新しい物件を探せばいいと思っていた。

トラブル続きだったし（現在進行形かも・・・苦笑）、探せば
もう少しいい家はあるかもしれない。
運転中に"LEASE"の看板を見つけると、車を停めて見てしまう
こともある。
が、大家さんも出入りする業者の皆さんも、ガーデナーさんも
ご近所のみなさんも、いい方ばかりで、既に別れ難い。
そして何より、ワン達と安心して暮らせる家なのだ。
できれば、引っ越ししたくない。

引っ越して1年も経っていないし、掃除は毎日しているし、
汚したり、傷つけたりしたところもない。
慌てる必要もなかったのだが、初めてのインスぺクション、
どこまで見られるかわからない。
日本の不動産屋のあら捜しのようなチェックが頭から
離れなかった。

このドキドキのインスぺクション、ものの10分で終了。
不動産屋の担当者は、大家さんから頼まれたチェック箇所を
入念に見るくらいで、こちらから不具合を指摘し、修理して
もらった箇所の確認、これから修理してもらう箇所の確認と
スケジュール調整だけして帰っていった。
ところで、大家さんは・・・
インドでこのホリデーを満喫中らしい。
昨日の私の心配は、余計なお世話だった。（笑）

よく掃除が行き届いて、家の状態がいいことに満足していると
言われ、嬉しかった。
ワン達が来客中にクレートに入っていることも感心していた様子。
午後、のえぱぱの会社に届いたメールの内容からしても、
好印象だったようで、少し安心した。
家の状態と契約更新は別・・・と、ならなければいいのだが。


ここを引っ越すことになったら・・・
パパとママ、私たちと住める新しいお家を見つけてくれるかしら？
私、心配・・・
げっ！ヴェルデくん、寝てる！
心配じゃないのぉ～？


お姉ちゃん、今から心配してもしょうがないでしょう。
ふぁ～、ほんと、ママにそっくりです。
ヴェルデくんだって、その楽観的なとこ、パパに似てる・・・