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カテゴリ:things@ヒト
さてさて、St. Valentine's Day 。
朝の情報番組のセットもハートのバルーンや真紅のバラで 飾られ、キャスターの女性も胸元がハートに見えるような 赤いカットソー姿。 あちらこちらで行われている合同ウエディングの中継やら、 「シングルのバレンタインの過ごし方」なんて特集まであり、 盛り上がっていた。 日本の「女性から男性に告白する日」というより、「カップルの 日」というような印象。 男性は愛する女性に、花やプレゼントをするらしい。 特に、真紅のバラはバレンタインの象徴のようだ。 夜、バターがきれそうだったので、スーパーに出かけると、 どうみても70歳前後のご老人のカップルが映画館から出てきた。 おばあちゃまの手には、1輪の真っ赤なバラ。 八百屋さんの店先も赤いバラだらけ。 お値段はいつもより高め。 日本でも、「母の日」が近づくとカーネーションの値段が 高くなるのと同じである。 ちなみに、クリスマスはユリ(マリアさまの花)が高くなる。 いつもはない1輪ずつラッピングされたものまで、たくさん 用意されていた。 そのバラをレジに持っていく、高校生くらいの男の子。 お店の常連さんに、「今晩、ガールフレンドにバラを プレゼントするの?」と聞かれ、「もちろん!」と、笑顔で 答えるおじいちゃん。 何とも微笑ましい。 私が自宅用の花だと言うと、いつもは、切り口をビニールの 袋で簡単につつんでくれるおじいちゃんだが、この日は、 丁寧にバラの花束をラッピングしてくれた。 プレゼントされるべきものと知らず、自分で買ってしまった 私を気遣ってくれたのだろう。 おじいちゃん、ありがとう♪ 八百屋さんに行ったのは、バレンタイン用のココアマフィンに 使うラズベリー、バナナケーキに使うバナナを買うためだった。 ガーデナーのジャスティンさんが、次の日にいらっしゃると のえぱぱから連絡があり、先月、渡せなかったバナナケーキを また作ろうと思ったのだ。 (先月は、焼きあがった時にはお帰りになっていた。笑) 私が選んだバナナを、また棚に戻そうとするおじいちゃん。 「ケーキ用だから、完熟のがいいの。」 (「完熟」と言えずに、"sweet&soft"と表現してしまったが。) 「そうかい。」 その横から、お店のお兄さん。 「彼女のバナナケーキは、beautiful だよ!」 「へ~、そうかい。」 って、お兄さん、ちょっと! この前のバナナケーキ、ひとりで食べたの?! 先々週だっただろうか。 バナナケーキ用にバナナが欲しいと言ったところ、 このお兄さんが、奥から熟しきって店頭に並べていない バナナを数本くれたことがあった。 日記でも度々紹介してきたが、イチゴ1パック(めちゃくちゃ 新鮮なもの)など、日頃からいろいろおまけしてもらったり、 親切にしてもらっていることもあり、バナナケーキを焼いて プレゼントした。 おじいちゃんが不在だったので、お兄さんに、 「みんなで食べてね!」と言って、渡したのだった。 それなのに・・・ 「また焼いて、持ってきますね。」と言ったら、おじいちゃん、 小走り気味に、お店の奥に行ってしまった。 戻ってきたおじいちゃんの手には、完熟バナナ10本! 「これ、もって行きなさい。」 さぁ、帰宅後が大変。 マフィンを焼き、道具を洗う。 バナナケーキを焼くバウンド型もひとつ、ハンドミキサーなどの 道具類もひとつずつしか持っていないので、これまた、焼いては 洗いの繰り返し。 夜中2時過ぎまで、ケーキ職人となってしまった。(笑) 翌日(15日)、おじいちゃんとジャスティンさんに、それぞれ 差し上げた。 ふたりとも、胸に手を当てて喜んでくれた。 ちょっと照れくさかったけれど、嬉しかった。 美味しかったかなぁ? ねぇ、ノエルさん、どう思う? 「バラよりラズベリー」って。 そうでした。 あなたは、「花より団子」でしたね。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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