ヴェルデくんとトレーニングスクールに通いだしてから、
ノエルさんにはずっと留守番をお願いしてきた。
理由はふたつ。

理由・その1
ヴェルデくんの「お姉ちゃん依存症」。
一緒に出かけると、どこに行ってもノエルさんにべったり。
ちょっとでもノエルさんの姿が見えないと不安になり、彼女の姿を
探し回るヴェルデくん。
ノエルさんと一緒では、トレーニングに集中できないと思われたし、
他のワンコ達と交流を深めることも難しいように思われた。

理由・その2
ノエルさんの「興奮症」。
日本でしつけ教室に通っていた頃、レッスン中、最初から最後まで
ずっと吠え続けたこともあるノエルさん。
始めの頃は「これ以上、近づかないで！」と、他のワンコに対する
怖さから吠えていた。
他のワンコがいる環境に慣れてきて、吠え続けることもなくなったと
思ったら、今度は、他のワンコがレッスンしている際に待っている間、
「私にやらせてくださいわん！」と吠えだすようになった。
レッスンを始めて瞬く間に、「コマンドに従う＝美味しいものが
もらえる」という思考回路ができあがったノエルさん。
この「興奮症」は未だ健在で、一緒に連れて行くと、他のワンコに
迷惑をかけるのではないかと思った。

中級クラスになり、ヴェルデくんも他のワンコがたくさんいる環境に
随分と慣れてきたので、ノエルさんの「興奮症」は気がかりでは
あるけれど、一緒に連れて行ってみることにした。


ヴェルデくん、とってもご機嫌。
「お姉ちゃん、ここがボクが毎週来ている公園ですよ～」と
ノエルさんを振り返りながら歩いていたのだが、ノエルさんも
彼以上にご機嫌で、スキップするかのようにヴェルデくんを
追い抜いて先を歩いていった。

同級生のワンコ達に挨拶しに回っては、ノエルさんのほうを
振り返るヴェルデくん。
「ボクのお姉ちゃんです！」と紹介しているみたい。（笑）
そんなヴェルデくんの本日のトレーニング中の様子は・・・






ノエルさん、この場合はこれでいいんです！（汗）

ご覧のとおり、ノエルさんを気にしながらも絶好調。
極めつけはこの笑顔！


休憩になるたびに、ものすごいスピードで嬉しそうに戻ってくる
ヴェルデくん。
途中、「ヴェルデ！」と誰が呼んでみても見向きもせず、
ノエルさんのもとに一直線！
「ヴェルデにママより好きなものがあったなんて！」
ヴェルデくんのこんな姿を見て、先生方も他のオーナーさんも
笑っていた。

で、ノエルさんはというと・・・


吠えることなく、トレーニングの様子をじっと見守り、冷静に分析。


そして、ダメだし・・・ な～んて。（笑）

他のワンコ達にもちゃんと挨拶していたし、自ら吠えることも
なかった。
（連鎖反応で2度ほどワッホワッホしてしまったが・・・汗）
先生方やオーナーさん達が手を差し出すと、ちょっと照れた様子を
見せてから、顔をスリスリ・・・
足元に寄っていっては、ちらっと見上げて、顔をスリスリ・・・
何だかんだ言って、甘え上手なノエルさん。
本領発揮である。
た～くさんヨシヨシしてもらってご満悦。

また一緒に参加しようね、ノエルさん♪