Ponte Fiore

カーネーション。

最近はあまり嫌なイメージがなくなってきました。

数年前までは見るのもイヤ！と思っていました。
自分では絶対に花材には選ばなかった。
カーネーションと言うと拒絶反応が起きていた。

何でそんなにイヤだったんだろう。
理由は分かっています。

日本フラワーデザイナー協会（NFD）の試験の為のレッスンで使っていたからです。

NFDの資格に向けてのレッスンの2年間、毎週毎週、花材はピンクのカーネーション。

レッスンが終わったら家に毎週20本分のカーネーションがお持ち帰り。
ブーケやコサージュのレッスンが入ると、カーネーションは原型をとどめていないのですが。
(それ以外の花材は、小菊とタマシダ、コサージュとブーケにはレザーファンが入ります。)

今は試験に自由花材と言う選択肢もありますが、当時は無かったのです。

他の花材を使えたのは2年の間でほんの数回しかありませんでした。
NFDの試験に合格する為のコースだったから仕方ないのですが。
これ位しないと、試験には合格できないんですよね。

でも、赤紫のスプレーカーネーションやいろいろな色のカーネーションを見ているうちに、少しその拒絶反応がなくなってきました。

そういえば、NFDの試験以外でピンクはまだ選んでいません。

ピンクカーネーションはこれから先も、花材としては選ばないのかなぁ～。