「花」の人生
夜になって電気を消すと泣き出すノラ。猫がこんなに寂しがり屋な生き物だとは知らなかった。そしてまさか一緒の布団で寝る事になるとは思いも寄らなかった。猫が月夜や豆球の光に照らされると素敵なシルエットが闇夜に浮かび出す。猫の夜の姿は昼とは違う顔を持つ。可愛さの裏側の別の一面を魅せつけられてしまった。先週の水曜日に一日の休みをもらい一ヶ月前に予約をしていた療育手帳の審査の為に妹と一緒に福祉センターへ行く。入院してからの初めての外出だった。姉妹で一緒に外出できる機会も早々ないので後見人の手続きも同日に済ます為に裁判所にも向かう。どちらも質問攻めだった。妹の病気が改めて顕にされとても悲しかった。障害の子を持つ親が亡くなる大変さを今,初めて痛感しています。車の中で姉妹四人で昼食を取る。一人減り二人減り久しぶりに残りの家族で食事ができた。初めての事だらけでどれ位の時間を要するかも分からずかなりハードな一日を過ごしてしまった。妹の入院生活も二ヶ月が過ぎた。寄りかかる体重を支えきれず看護助手さんが足を骨折してしまった。自分も壁に顔をぶつけ青あざを作った。居づらい状況が見え隠れし始める。療育手帳が発行されるのは二週間先その後の受け入れ先をそろそろ探さなければならない。リンク先のkey-sanから頂いたCDの中の「花」の歌を良く口ずさむ。色んな人が「花」の歌を歌っているのだけれど,"おおたか静流さん"の歌声がわたしの心の琴線に触れる。涙も花も自然のままが一番。