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2006年09月25日
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カテゴリ:poohkoの母

一週間風邪をほったらかしにしていて

木曜日に「肺炎」と医師から宣告された私。

しかし、三歳の男の子の母としては、おいそれとは入院もできず、

この日から「自宅療養生活」を送ることになりました。

(詳しくは前項をご覧下さいまし!!)

 

さてさて、家に帰ってからは、かなり心苦しかったのですが、

先生のおっしゃる通りに全てを母に任せ

「タラリラ~~~私はお姫様~~~♪」

状態で、トイレと食事以外はひたすらベッドで寝ておりました。

 

翌、金曜日。

この日は、息子の保育の日。

私としても母としても、そして何より息子としても

「休まない方がお互い楽~~(息子は遊び相手がいるし~~)」

なので、送迎を母にお任せして、息子には普段どおりにご出勤(?)していただくことに。

 

ここで、問題なのがお弁当。

ハッキリ言って、三歳児の食べるお弁当なんて、量も中身も知れているのですが、

これがね・・・。

うちの母にとっては「大問題」なわけですよ。

あ!母の名誉のために言っておきますが、決して料理が下手とかそいうのではないのです。

むしろ、いつも適当にあるもので「サササ~~~」っと作る術は、私なんかには未だに

真似できないぐらいなのですが、如何せん、性格が「大雑把」なんですよね。

 

・・・思い起こせば、二十年近く前・・・(年齢バレバレ)

私が学生の頃、お昼休みにお弁当箱を開けるのは一種の「恐怖」でした。

 

だって・・・

だって・・・

だって・・・

 

周りの皆のお弁当は「綺麗な三色弁当&可愛いおかずちゃんたち~~」

が並んでいるのに、私のお弁当だけ・・・

「ご飯の上にカツのみ」

「ご飯の隣にオムレツのみ」

・・・てな感じなわけですよ。

 

ま、この当時、うちの母親は仕事をしていて、とっても忙しい朝の時間に

お弁当を作ってくれていたのですから、今となっては文句を言える立場でないのは

重々承知なのですが、この当時はね・・・

「思わず、蓋でお弁当を隠したくなる毎日」でしたね。

 

そこで、母に一言、言ってみました。

「ねぇねぇ。ご飯にカツだけって、あまりに寂しくない?」

 

「何言ってるの!お昼からカツが食べられるなんて、贅沢な話じゃない!!」

 

「いやいや・・・そうじゃなく・・・『一品豪華主義』じゃあなくてさぁ、

冷凍食品でもいいから、色々なモノが入っててくれると嬉しいのになぁ~~」

 

「・・・・・・・・・・・・・ふんっ!わかったわよ!!」

 

 

 

こんな会話が繰り広げられた、翌日。

私はお弁当箱を開けて、思わず

 

「やられたぁ~~~~~~~~~~~~~」

 

と心の中で叫んでしまいました・・・。

 

確かに、この日のお弁当には

 

色々なモノが入っている・・・

 

そして、その中には・・・

 

アルミカップに綺麗に収まった・・・

 

『あられ煎餅』までもが入っていたのです!!

 

 

 

・・・いや。言ったよ言った。

「なんでもいいから品数多く」って確かに言いましたよ。あたしゃ・・・

 

その日、家に帰ると、母は勝ち誇った顔で言いました。

「・・・で?どうだった??お弁当??」

 

 

・・・なぁ~~んていうヒトがうちの母親なんですよ。

その人にねぇ~。息子のお弁当を頼まなければならないわけですよ・・・。

いやぁ~。気の毒な話ですねぇ~~。

因みに、息子のいつものお弁当はざっとこんな風。

 

1.「おにぎり」

おにぎりは、一口大以上の大きさは手が汚れると言って食べないため、

フォークで刺せるように小さい型でご飯を抜き、(ご飯に鮭フレークなどを混ぜて)

しかも、海苔で巻くと一口で食べた時に「オエッとなる」らしいので、

周りは「桜でんぶ」もしくは「白ゴマ」で彩ること。

 

2.「おかず」

卵焼き(一切れを更に半分に切っていれること)

プチトマト(絶対にヘタは取り、なるべく小さめの物を選ぶこと)

ウィンナー(これは普通でよろしい)

後は、適当に冷凍食品(アンパンマンポテトやシュウマイなど)

を彩りよく入れる。

梨(があったので、小さく切って入れること)

 

こんな感じで、明日の朝作って来てね!!よろしく!!

とお願いしてみました。

(全く凝ったことはしてないでしょ?何せ小さすぎて何も細工が出来ませんから)

 

 

木曜日の夜。

薬の副作用なのか、なんだか私は体中が

「ザワザワ・・・ゴソゴソ・・・」

として、どうにも良く眠れなかったため、金曜日の朝方にようやく眠りについたようでした。

 

そんな寝ぼけた状態で・・・

息子が朝の7時半頃に「誰か」と話している。

因みに、旦那様は既にご出勤。

「・・・ん?誰??」

と思って見てみると・・・

 

うちの母が「座敷わらし」よろしく、リビングの床にちょこんと正座しているではないですかぁ?

「・・・??なんでこんなに早いの??」

 

どうやら、「息子のお弁当を作る」という使命に駆られ、

朝も5時半頃から起きて、支度をしていたようで、

彼女もまたあまり眠れぬ夜を過ごした様子。 

 

「どれどれ、お弁当見せてよ!!」

「いいわよ!!わざわざ見なくても・・・」

 

母の作ったお弁当は、きちんと言われた通りに作ってありました。

 

しかし・・・

 

なぜか・・・

 

微妙に中身が・・・

 

「スッカスカ~~」(梨とか剥く気力が無くなったみたいで・・・)

 

 

「もう、これで勘弁して~~~~!!」

 

とお弁当箱から、母の叫びが聞こえてきました。

 

 

「お母さん、今日も朝からありがとう!!」

 

つづく






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最終更新日  2006年09月25日 22時31分20秒
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