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 真理の御霊 (三輪山より)

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2016.03.24
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神から人へ、人から神へ。

一つの不安も少しの迷いも、捨てて放せよ、離れて逃れよ。神との縁を信ずる

ならば、後は任せて、ただ行なえよ。ことばに表わし、形に示し、体を動かし

働けよ。先の先まで案ずるなかれ。今なすべきを、原点を、己の立つべき足元を、

しかと踏みしめ、立ち返るべし。余計の心配、取り越し苦労、全ては無益の、

時の浪費よ。人は愚(おろ)かに繰り返さん。無駄なる予測と皮算用。

なれど全ては独善の、神の摂理に反するばかり。人間中心、利潤追求、視野に

入れるは物質のみ。その奥にある魂を、霊的視点を持つは少なし。

 

 

さにて本日、神社にて人の上げる祝詞(のりと)について答えん。神社は本来、

神と人、神性なるを感知して、人のなすべき本分に、真の使命に目覚めるための、

神聖にして清浄なる、犯すべからぬ聖域なり。そこにて上げる神への誓い、

神との約を捧げることば、神に全てを任せて生きる、決意の心を伝えることば。

なれば祝詞は神に捧げる、人の祈りの根幹なり。祈りは己の願いにあらず。

己の利己的望みになし。人類全ての繁栄発展、宇宙全体、調和のために、

自ら働き、役立ちたきを、神に選ばれ、使われたきを、ことばに表わし、

声にて発し、己自身の気持ちを高め、神の元にも届かんことを、謹(つつし)み、

畏(かしこ)み、宣(の)るものなり。

 

 

なれば人は心を正し、純粋無垢なる真白(ましろ)き心で、神の意に添い思いに

染まり、神の心に合一し、自我や利己を遠ざけて、無心にことばを唱えればよし。

人の思いは高められ、そを受け取りし神々も、人の無垢なる思いを歓び、

更に力を授け与えて、神への奉仕に邁進(まいしん)し、善なる循環、波動を

起こし、この世の行も平(たい)らけく、とどこおりなく進むよう、全てを整え、

守り給う。人は神の意を生(い)くためには、何も恐れず、怪しまず、

安らかにして穏やかに、自然のままを受け入れて、神の真意を汲み取れよ。

 

 

全ては神に定められ、己の過去(前世)の行いに、見合いし今があることを、

読み取り、見抜きて、感謝すべし。この世の行を残りなく、生まれるときに

約せし命(みこと)を、十二分に果たせることを、神に願いて祈るべし。

神社の神の御前(おんまえ)にて、素直に返り、生まれ変わり、そのたび新たな

命をいただけ。衰え褪(あ)せることなきように、倦(う)みて疲れてあきらめぬ

よう、人は神に祝詞を捧げよ。「いろは」「ひふみ」も本来祈り。神と人との

交流を、互いの御魂(みたま)の命の力を、確かめ、改め、強めることば。

さにて人は心を浄め、己の原点、御魂の根源、太古のことばを思い出さん。

ことばの初めが「いろは」と「ひふみ」。ことばの原形、言霊なり。

一音一音、言霊は、宿り、籠(こ)もりて息吹き返す。さなる言霊、祈りの

ことばに、そこにおられる神霊がたも、新たな力を人から得らるる。

人から捧げる誠の祈りは、神霊がたのみ力となり、人へと戻りて人を浄めん。

神社の祈りは清かるべし。尊かるべし。澄み渡るべし。

さにて本日、神社の祝詞、「いろは」「ひふみ」奏上(そうじょう)の、心の

構えを解き示したり。これから後の奏上も、心し宣(の)れよ。奏上せよ。

さなれば祈りはさらにも高まり、天へと届き、あらたかならん。

 

 


神の声を伝える人
ひふみともこさん著書  「神から人へ(下)」より抜粋
ひふみともこさんHP
http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2016.05.18 23:11:05


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