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 真理の御霊 (三輪山より)

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2016.08.06
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人、皆同じ魂なり。魂、心、肉体、その他全て、神から賜(たまわ)り、

神から与えられ、いずれは神にお返しするものなり。

なれば、人は、いずれも汚してならず、汚してならぬが 理(ことわり)なるを、

人の中に、与えられし魂、与えられし肉体、与えられし心を、ことごとく

汚し、曇らす者あり。そを、神は、浄めるために、幾度となく、

禊(みそ)ぎを与え、曇り祓(はら)いの機会を授け、その者の気づき、悟りを

進めんとされし。なれど、曇りし心に聞こうるは、ただ人の欲得、利害、

好悪の感情、増悪、愛憎、妬(ねた)みと羨望、人がお互い 貶(おとし)め合い、

蔑(さげす)み合うだけのことばなり。よりて、人はさらに曇り汚れを深め、

禊ぎても禊げぬ程に、己を、人を、汚し、曇らせしむるなり。

 

 

人類万物、皆、神の愛を、光を、恵みを、等しく授かり、等しく神に

感謝すべきを、人の中には、生まれきしこと、生命 賜りしことまでを恨み、

不平を抱き、さらに多くの不足を並べ、その欲望たるや限りなく、

いつ終わるともなき迷妄、妄執、奈落の底に落ち込み、そこにて蠢(うごめ)き、

不平不満をつぶやき続くるなり。そこには神の光届かず、神の声響かず、

神の愛輝かぬ、不浄汚穢(おわい)の世界なり。世の果てなり。

なれば、そこより脱するに、人のみの力にてはかなわず、ただ神にすがり、

許しを乞い、自らを省み、神の光に己の姿、照らし見る他、術(すべ)もなし。

神に求むる気持ち持たば、まず変わるなり。己の魂、一つ昇華するなり。

神に祈り、神を拝まば、神は、人に光与え、手を差し伸べらるるなり。

なれど、人の心、神を求めず、神を拝まず、神に祈らずば、汚れ取れず、

時と共に、ますますの曇りを深むるべし。

 

 

人の人たる、その由(よし)は、神から授かりしことばなり。

ことば、ことのは、ことはじめ、神は人に、一つのことばを授けらる。

人、等しくことば用いて、文明作り、物作り、その生活楽しむこと、

能(あた)うようになりし。なれど、ことばは人の心を浄めることなく、

かえりて人の心を汚させることになりし。

なぜならば、人は己の我(が)を持ち始め、己の我をますます強め、

己の得になることのためとあらば、人を押しのけ、騙(だま)し、

人を傷つけ、人を非難し、己の欲望満たすためとあらば、人をあざむき、

陥(おとしい)れ、人をたぶらかし、人を己の仇(かたき)のように、

のようにも対するなり。手前勝手に扱うなり。

 

 

人が人のために利するように、己の不便を我慢するを利他愛の初めとする。

なれど、そは高まりて、人の利のために行うことを 真(まこと)の喜びと

なしうるまでに高まるものなり。人の喜びを共に喜び、快く受け止め、

心底嬉しく、楽しく感じらるることが、利他愛の理想なり。真の姿なり。

多少の偽り、妬(ねた)み、露ほどもなく、一点の曇りなき、晴れ晴れしい

気持ちにて、人を受けれ、受け止め、導きゆけよ。

人の魂救うには、己の魂浄める、最も近い近道なり。己の魂曇りし者は、

なかなかに真の利他愛行えぬ。上面(うわつら)だけの、表向きだけの、

仮面を付けし利他愛は、かえりて己の魂汚す素なれば、むしろ己の自我に

正直に、我を張り通しし者のほうが、まだしも救わるるというものなり。

 

 

出会いと別れ、今生(こんじょう)の世界で、生まれてから死ぬまでの間に、

幾度訪れ、幾度経験するものなるか。なれど、最も大事な人との出会いは、

神に導かるる出会いなり。そなたY氏と出会いしも、奇しくもありがたき

ご縁なり。なれど、そもまた天命、宿命、運命なり。その出会い通じて

神と出会い、神の声聞かされ、神の伝え書され、人の役に立たんの気持ち

高め、かくして日々み役を行う。これ即ち天命なり。天命宿命変えられず。

なれど、運命、人生、生き方次第、心次第の決め事なれば、変えること、

変わること度々(たびたび)なり。なれど、宿命は変えられず。天の命にも、

背くこと許されず。もし背きて従わぬことあれば、その命は、天に戻され、

魂引き上げられ、その罪、不実を、あがない、改め、詫びること、

かくの長きに渡りて続かん。人皆、天命を持ちて生まれ、宿命に添いて

人生 営(いとな)み、運命を切り拓いてゆかねばならぬ 理(ことわり)なり。 

 

 

なれど、人皆 魂曇り、心の目濁り、心の耳ふたぎたれば、己の天命理解せず、

おのが勝手な解釈ばかりにて、いよいよ天命に背き、神を裏切り、

神を汚し、神を卑しむるに至れるなり。世直しの初めは、まずはおのが魂の

汚れを取ること。それぞれの魂が、神とのご縁をいただけるよう導くこと。

そして浄まりし魂が、おのが天命に気づき、その天命を成就させる機会を

得させることなり。そして、その手伝いの一つ一つが、人の霊行たらん。

なれば、まずは、人の浄め 進めゆかれよ。そして人が、神とのご縁を

いただけるよう、諭し、語り、教え広めよ。そして一人一人の天命を、

迷える魂に示し、導くこと。なれば人は神のお役にたたんとしつつ

の魂の昇華を図るべし。願うべし。祈るべし。祈り、意乗り、神への祈りは、

真の心持ちて、唱えられよ、吟じられよ。高き天の隅々にまで、

志(こころざし)高く、願い切(せつ)ならば、必ずや神にも届くべし。

なれば、ひふみよ、ひふみともこよ、み役果たせよ。行積めよ。天命、宿命、

己の意思で変えられぬ。素直に従い、導かれよ。天(あめ)の浮き橋、神代の世、

人知及ばぬ世界知れ。越える勇気と留まる忍耐。全てこの世に生くるの知恵なり。

神の知を知り、神に従え。神に求めば、神は与うる。人の知識は、限りあり。

神の英知は限りなし。なれば人は、神によりて、教え乞うべし。

今日はこれにて、伝え終わらん。

 

 

 

 

神の声を伝える人
ひふみともこさん著書  「神から人へ(上)」より抜粋
ひふみともこさんHP
http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2016.12.04 11:51:09


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