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人の明日を、未来を築けよ。さらに豊かに、清らかに、無垢なる思いと、 高かる希望。理想世界を実現させよ。怖気(おじけ)疑念は妨げの素。 信じ、預けて、ゆだねる勇気を。神に任せよ、託せよ、結果を。 己の置かれし運命(さだめ)を受けて、天の意のまま働く魂(たま)なれ。 さにて本日、霊的能力について、その一端を解き示さん。 人間心の興味関心、低く俗なる好奇心。さなる疑問に答うにあらず。 崇高にして厳粛なる、霊の根幹、御魂の根源、命の奥義(おうぎ)に 触れるものなれ、意の底にある深奥に、表の意味と裏の意味、共に解せよ、 読み解けよ。霊なるものに本来秘めし、物の次元を遥かに超えし、 神の次元と交感せる、御魂の奥に埋もれし能力。 神との交流、意思の伝達、神の願いを汲み取るために、神から離れず 従うために、神の思いを生くために、人本来の使命を果たし、 人なる意味を忘れぬために、人が迷いて惑わぬように、迷いしときも、 悩めるときも、己の御魂に問いかけば、すぐにも道に戻れるように、 神が人の一人一人に、全ての人に授けし能力。
なれば人は己の霊感、霊の力に目覚めるべけれ。己の正しき生のため、 己の使命の成就のために、無心の思いで祈りを捧げば、霊なる力は 取り戻されん。なれど人は弱きもの、愚かしきもの、哀しきもの。 多くの人は神を信じず、霊なるものに目を向けず、見える物質次元に 留まり、霊なるものを蔑(さげす)み笑う。或るはまた、霊なる力を 目覚ませど、己の私的欲望のため、聖なる力を卑しめ、貶(おと)しむ。 霊本来の力は汚され、あやまち、道を踏み外し、やがては霊的力を失う。 なれば人は求めるなかれ、己の次元を超えし力を。軽率にして不遜な 欲望、現世利益の追求に、自ら堕ち行く、退廃の道。人は常に高くあれ。 清く、直く、慎ましくあれ。
己の置かれし全てを受け容れ、何ゆえ今の己があるか、今ある己が何を なすべきか、神のご意図を謙虚に読み解き、人たるものの本分を、 そこにこめらる神の願いを、少しも汲み取り、感謝を捧げよ。霊的力も、 そのことのみ。自ら考え、自ら求めよ。さなる努力を繰り返し、 真摯(しんし)に地道に生きる者こそ、やがては聖なる力を得なん。 人は畏(おそ)れよ、怪しめよ。聖なる力を、存在を。なれど親しめ、 近づけよ。高き境涯、清かる境地を。さにて本日、霊的能力の意味について、 その神髄を解き示したり。無駄に求める邪欲はあだなり。なれど忌避する 心も愚なり。この世に生きるありがたさ、霊に目覚めて生きる尊さ。 命の価値を、一日(ひとひ)の重さを、畏(かしこ)み、尊び、言祝(ことほ)ぐ べし。さにて本日、霊なる力と生き方と、不即不離なる関わりを、その 一端を明かしたり。よく読み取りて、生に生かせよ。
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最終更新日
2016.11.09 21:09:55
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