カテゴリ:◆人の心◆
人には人に、それぞれのみ役もあらば、個性もあり。人の全ては神の子なれば、 皆等しく、神に仕えて役立つべけれ。神に背きて、己の我執を、個性と誤る 愚かな考え、誤解多かるこの日頃。勝手の独断、偏見にて、少しも変えぬ己の あやまち。ただに己の我欲を尊重、人の諌(いさ)め耳傾けず、ただひたすらに 己第一。好きか嫌いか、その二つのみ。中間なくて、ただ浅薄な、感情、感覚、 直感ばかり。ことばを持ちても、そも無駄の如。ただに頼るが己の感性。 個性と誇る、それさえも、神には愚かな身勝手、傲慢(ごうまん)。くだらぬ 差異のみ個性と威張り、示して強調、思考の低さよ。個性というも、我(が)と いうも、今のこの世に違いのなければ、かつての自我なる光も失せて、迷妄、 妄執、深めゆくのみ。
神は人の一 人一人に、個性を与えて備わせて、それぞれ個性を活かし得るよう、 み役も霊行、能力も、それに見合いしものを与えき。なれば、人は己の個性を、 正しく見極め、見定めて、己に適いし霊行を、み役を果たしてこそ悔いなかれ。 己の我執に曇りし目にて、己の本質、見誤らば、かえりて苦しみ悩みも増えて、 要らぬ困難増しゆくばかり。真の素直さ持つ者ならば、人は謙虚に己を見つめ、 課せられし行を素直に歓ぶ。我執の強く傲慢なるは、必ず己を見失い、さらに 深めん迷妄を。自我なるものも、本来は、正しく使わば、益なるを。今の浅はか、 愚妹(ぐまい)の衆は、他人押しのけ、押し付ける、卑しき人品、性癖の謂(い)い。
真の個性は人をも包み、人にも譲(ゆず)るが真の個性。個性強きは、人を助けて、 さらに高めゆくなれば、人を苦しめ不快に落とすは、ただに浅ましき、卑しき 性分。人を許して、人を救い、人歓ばすが、真の個性。神の授けし天性なれば、 そを伸ばしゆけ。高めゆけ。人の迷惑省みぬ、己本位の蒙昧(もうまい)は、 必ず正され、滅び、潰(つい)えん。真の個性は柔軟なもの。たとえ打たれて 叩かれようとも、耐えて忍ぶが個性なり。人の非難や糾弾に、反発反撃、逆上 するは、ただの臆病、卑怯の性(さが)なり。揺るがぬ信念、自信を基礎に、 穏やかになるが真の個性。吠えて猛(たけ)るは、偽り、虚勢。すぐにも崩れて 馬脚現す。穏やかにして、静かに醒めし、己見つめる目を養えよ。 血迷い雲れる目には映らぬ。神の神意も、恩愛も。己の低き度量に測るは、 低き損得、計算のみなれ。哀れな世界に住める者ども、救い難きは承知の上 にて、尚も救えよ、望みをかけて。無駄に終わるも徒労にあらず。神の本懐、 手伝いなれば。さにて本日、個性と自我と、多少の戒(いまし)め含めて伝えき。
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最終更新日
2017.01.28 19:22:48
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