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神から人へ、人から神へ。伝え残すはすでになし。神への問いも終わりの時 なり。神の答は常に変わらず、人の御魂(みたま)の救いとなるよう、 変わらぬ一つの真理のみ。さにて本日そなたの問いし、神のみ名について。 神は本来、名もなき存在。宇宙の全てに遍満(へんまん)せる、全てが神の顕現 (けんげん)なれば、一つが全て、全てが一つ。一つ一つに働きあれど、 全てが仕組みの一部なり。なれば、個々に分かちて名をつけども、神は全てを 包括し、全てを動かす根源なり。人間心の浅知恵は、別なる神と名づけども、 元をたどれば唯一つのみ。区別、境をふりかざし、何ゆえ争い、差を つけたがるや。全てを敬(うやま)い、尊ぶべし。かしこみ、恐れ、慎むべし。 なれど神を遠ざくなかれ。近づき、かしずき、親しむべし。神のおみ名を 求むるは、神を身近に感ずるための、人間欲の顕(あら)われなれど、そもまた 人の方便なれば、致し方なし、仕方なし。神の力の発動に、畏怖と感謝を 奉(たてまつ)る、原始の人の信仰ならん。
なれど次なる次元の世には、神の世界は一元となり、人の世界も調和を奏で 不協和なるは一つもなし。さなる世界に区別は不要。神は一つの大本なれば、 人も一つの神に集いて、銘々使命を果たすのみ。神におみ名をつけるべからず。 神の目からは無用のこと。神におみ名を求むべからず。神は区別も差別も設けず、 人の全てを愛するなれば、人も偉大な神の慈愛に、せめて誠で応えるべし。 狭き区別はいさかいの素。比較、競争、優劣、上下。全てくだらぬ、あやまち ならん。神に救いを求むるなら、己一人の救いになく、全ての救いを求むべし。 神は一人の我欲を嫌う。自己中心の願いを厭(いと)う。神は区別、差別を退け、 全ての円満、融和を望む。神は人へと願いてやまぬ。他人(ひと)との隔(へだ)て、 差別をなくし、互いをいたわり、分け合うを。神の世界に倣(なら)うべし。 遠き明日に実現するよう、今から備え、整えよ。神から人への願いを受け止め、 正しく伝えてこの世に起こせよ。さにて本日、神の世界に区別なきこと、 神のおみ名は人知にて、区別をつけるためなれば、神の願いに悖(もと)ると 知れよ。さにて。
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最終更新日
2017.01.13 11:19:28
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