カテゴリ:◆家族の縁・人間関係◆
なれば人は、生まれしときより、家族なからば生きられず。親の恩愛、 献身愛、奉仕の愛に守られて、ただすくすくと、のびのびと、この世の 空気を呼吸せむ。なれど家族の元が壊れて、今早、愛は廃(すた)れ、朽ち、 我子を守る愛もなく、代わりて己のことのみ中心。子の教育も荒廃す。 親への尊敬、感謝もなし。祖先や自然万物のもと、宇宙の根源、創造主、 見えぬものへの畏(おそ)れも感謝も。順序を教え、秩序を整え、今の己の あることも。大なる宇宙の一つにて、無限の仕組みに生かさることも。 全てはいずこに忘れられむ。
人間なるも家族のおかげ。家族の中にて育てられ、人の世界の決まり、 約束、ことばや心の使い方、全てを家族に教えられ、さにて人は人となる。 なれば家族は教育の元。後の人生、生き方を、幼き頃より育成す。家族に 愛も涸(か)れ果てて、ことばの滋養も心を充(み)たさず。 時間や経済、利便のために、目先の利益、効率のため、犠牲にせしは 心の豊かさ。共に暮らすも、ことばも交わさず、互いのことに口出しも せず、いつしか心は遠く離れり。家族は共に時を過ごせよ。共に喜び、 共に悲しみ、ことばの励まし、慰めをかけ、常にそばにて離れぬことを、 ことばの光で伝えるべし。家族は作られ、育つもの。互いにいたわり、 心を砕き、相手を気遣う心が必要。感謝と尊敬、そが基本。
家庭は心を育(はぐく)む庭なり。土と太陽、空気、水。家族に守られ、 子の種は、すくすく育ち、花となる。体の育ちは目にも明らか。 なれど心の育ちは見えぬ。心が腐り、枯れるとも、傍(はた)には見えぬ、 愛のなからば。子どもの心の奥にある、命の花を咲かすべし。 親は日となり空気となり、水を与えて、慈しむべし。大地は豊かに 養分を、先祖の恵みを蓄えて、子なる花へと受け継ぐべし。家族の愛は 次代へ継がれ、末代までも栄えゆかむ。次へと伝えることの尊さ。 祖先の築きし伝統を、絶やすことなく、後へとつなげよ。 人の繁栄発展の歴史の基本も家族にあり。家族が衰え、廃れることは、 人類全ての危機をも招かむ。文化文明、伝統は、健やかなる家、家族に あり。今のこの世の家族の乱れは、いつしか人の滅亡とならむ。 よく考えて、今から動けよ。危うき兆(きざ)しは明らかならずや。 家族が平和に治まることこそ、地上の平和の根本なり。さにて本日、 家族について、人に持つ意味を説き示したり。よく読み返すべし。 さにて。
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最終更新日
2016.12.16 19:30:39
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