カテゴリ:◆祈り・祝詞・お経◆
人から神に伝え、捧げ、祈る祈りと感謝の心は、その者を浄め、その者を高め、 その者の周囲も救い、その者の家族、知人、友人、関係ある方々の全てを 浄めてゆくことが可能なり。なれば人は、神への感謝の心も厚く、神に祈る 祈りにも心込め、おのが我欲、我執、我妄にとらわれぬ、浄き祈りを捧げることが 大切なり。重要なり。必要なり。なれど、多くの人の祈り、奉納、感謝の中には、 不純物多し。汚れ多し。迷い多し。偽り多し。神に頼みて、己を正さず。 神に頼りて、己努力をせず。ただ神に任せ、己振り返らず。神に全てを押し付け、 そをもちて、神に委(ゆだ)ねしとぞ申す。厚かましく、おのが勝手の現れなり。 なれど、人はそれにても。許さるる。救わるる。与えらるる。神は人の弱さ、 脆(もろ)さ、儚(はかな)さ、愚(おろ)かさ、全てをご存知なれば、多少の過ち、 失敗も、多くは見過ごし、見ぬふりなさりて、次の機会を、次なる精進を、 お待ちになられる。なれば人は、一に感謝、二に感謝。神に祈りと感謝を捧げ、 神の許さるる行を行い、ただひたすらの思いを高め、おのが我執を取り去るよう、 おのが執着、消し行くよう、努力と精進、傾けるべし。磨くべし。高めるべし。
神は人の強き欲望、人のかたくなな執着、人の深き迷妄を、全てお見通しで あられるなれば、多少の迷いも、多少のごまかしも、時に許され、時に 諌(いさ)められ、時に戒(いまし)めをお与えになられよう。 なれど、その内に秘められたるご神意は、人の真の感謝と精進、人が己の 行を通じて、おのが欲望に打ち勝つの強さ、おのが執着を振り切るの強さ、 そして、おのが我を一つ一つ消しゆきて、ついには神の心に気がつき、 神の真の手伝いし得る、さなる魂となりて欲しき、の御心なり。なれば人は、 神の愛、神の許しに甘えることなく、神の期待を裏切ることなく、神に仕える ことを望み、さなる精進、さなる昇華を神に誓い、約束せんかな。
おのが一人の生にあらず。おのが一代のこの世ならず。繰り返さるるが、 人生なり。魂なり、修行なり。この世に始まりこの世に終わる。さなる短き 生にあらず。必ず時は繰り返す。永遠と悠久の時の流れは、多くの人の魂と、 多くの人の生き方にて、ゆるやかなれど、流れを変える。 始めに定めしこの世の道も、時の流れと、人の行いにて、わずかながらも、 道を変え、行き着く先の場所を移す。なれば、神は今、時の流れを元に戻し、 曲がり生じし道を直し、始めの計画、経綸どおり、この世に神の国創らんと、 世の大立て替え直しに手を下されし。神は、この世の立替え、立て直しが、 人の力でなされることを望まるる。人の努力と、精進で、人の英知と協力で、 この世が直され、正され、人の心が浄められ、人の御魂(みたま)が高められ、 互いが互いの幸せのため、力を尽くし、心を捧げ、体動かす人になれ。 なれば、今ある多くの人が、他のため、人のため、この世のため、あの世の ため、全てを思い、明日を思い、昨日を思い、今日を思う、さなる心の広く、 大きく、高く、清い、さなる人のあふるる世になれ。人の輝く世になれ。 光りと力、ことばと文字、神のみ恵み、取り戻すよう、人の精進、昇華を望む。 人が己の全てを懸け、神に頼らず、神に委ねる。神に求めず、神に捧げる。 さなる心と魂を、一人一人が甦らせよ。育み養え。
心には元あり。心の元には、神のお仕組みあり。お仕組み正しく、働くよう、 神は人に努力を要する。行を課す。感謝を求むる。祈りを待つ。なれば人は、 正しく行じ、正しく行なうをもちて、自ずと己の中に眠る、神の仕組みを 起こし得るなり。永き努力と、永き忍耐。強き根気と、強き意志。 深き感謝と、深き信。厚き祈りと、厚き思い。清き願いと、清きことば。 いずれも劣らず必要なり。容易になし得ぬ行なれど、成就を信じ、続くれば、 神は認め、許されん。神のみ役、神のことば。神と繫がる一筋の道。 神に示され、許されて、神のことば聞く者は、神のことばを伝えゆく、 神の手伝い、務めあり。神の教えは普遍なり。神のことばは永遠なり。 神の光りは不滅なり。神に感謝も永久なれよ。永く厚く薄れることなく、 弱まることなく、神に捧げ、神に祈れ。さにて終わる。
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最終更新日
2017.01.23 11:47:33
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