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 真理の御霊 (三輪山より)

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2017.02.07
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カテゴリ:◆人の心◆

 

 

神から人へ。人から神へ。そなたに教え、語り来し、多くの伝えを伝えて

くれよ。易しく説きし真理正法、多くの御霊(みたま)に聞かせてくれよ。

神の願いは今それのみ。さにて本日、何を問いたし。  

 

 

(名誉欲は、いけないことでしょうか。人は誰でも、他人から認められたい、 

尊敬されたい、と思うからこそ、努力もできるのではないでしょうか)

さなり。そもまた真実、現実ならん。

なれど多くの誤りは、人の名誉を求むるになく、権利勢力求むるなれば。

人の尊敬、集めたし。人の信頼、勝ち得たし。生きてこの世に成長し、

己の自我の芽生えなば、同時に他人の目も気になり始めん。己と他との

違いを見つけん。他よりも優れしこと表わさん。さなる卑しき願望なれど、

そがなくなりしは、人になし。そも扱い難き願望なれば、容易に消して、

昇華(しょうげ)も難し。なれどよき方、伸ばしなば、人の努力もそこから

生まれん。さらなる向上、進化の糧(かて)と、よきに転じて精進すべし。

なれば無闇に欲求抑え、人より劣ることを望む、さなるは自然と反するもの

なり。人は向上、成長望む。なれど人とは比べるなかれ。人と人との違いなど、

あってもなきが同然のもの。先ずは己の目標見定め、それに向かいて歩めば

よからん。

人との差異を比べるなかれ。いずれが優(すぐ)る、いずれが劣る。さなる

くだらぬ競争は、狭き人間尺度のみ。神の目からは同じもの。神の測るは

異なる尺度。人の真の価値を測るは、神の御心、適(かな)うか否(いな)か。

神への感謝の、厚きか 否か。人への優しさ、深きか否か。それのみ測りて、

見守らる。なれば愚かな浅ましき、比較は慎み、敬虔(けいけん)なれよ。 

 

 

たとえ人から讃(たた)えらるるとも、おごることなく、謙虚であれよ。

この世の成功、勝利、繁栄。人には価値あるものならん。人の称賛得るもの

ならん。なれど心の貧しくば、心の行とはならずして、かえりて心を

汚しゆくのみ。最も重き大罪は、神への感謝を忘れぬること。己独りの

力と過信し、この世に生かさる生の意味を、誤りしまま死を迎えなん。

人と人との闘いは、低き次元の闘いならん。勝ち負け、くだらぬ争いなり。

いかにこの世で最も強く、偉くなろうと、神には及ばぬ

まして人とは衰えゆくもの。一夜の栄光、勝利ならずや。神の真の栄誉を

受けよ。永久(とわ)に輝く神のみ光。褪(あ)せぬことなき金色の、神の祝福

身にまとえ。神の祝いし清き心を、浄めることのみ、一途に願えよ。

その後ならん、この世の名誉。なれば始めに名誉を願うな。

名誉称賛、尊敬は後から生まれ、付いてくるもの。始めに求むるさもしさは、

かえりて侮蔑(ぶべつ)の素ならん。ただただ謙虚に、勤勉に、

己の定めし目標向かいて精進努力の支えとするべし。権利、名誉を求むる

なかれ。そは目標ならず。昇華も適わず。かえりて汚れを増すものなれば。

 これから後にも努力せよ。なれど名誉のためならず。全ては神のためなれよ。  

 

 

(自我と我は異なるものでしょうか。自我の芽生えとは、否定される

べきなのでしょうか)

さにあらず。自我と我とは異なるものなり。人の生まれて、自我が芽生え、

他と己との区別が始まり、己の存在、他の存在、そを知ることは大切なること。

人の成長発達の、過程の一つ、証(あかし)ならん。なれば自我のあることは、

本来否定すことにはあらず。なれど自我の強すぎて、己一人の幸(さち)願い、

他の利をねたむは、悪(あ)しき自我なり。

自我の正しき成長は、人も己も大切にして、共に栄える幸祈る、共存共栄の

姿なり。なれば人より多くを望まず、人と同じに満足し、人より持たば人に与え、

常に共にあらんと欲す。さなる尊き自我なれば、なくす必要さらになし。 

間違いあやまつ、今の自我よ。他との違いをひけらかし、人より少しの

優れたるを、ことさら協調、強要せん。謙虚の思いは皆無にあれば、

己の誤り、不足認めず。かえりて周囲を非難せん。

己の欠けたる自覚のなければ、少しの進歩も向上もなし。さらに堕落

世間を恨み、努力を嫌い、感謝の一つも抱くことなく、全てが当然、己中心。

やがては嫌われ、うとまれて、生まれしことさえ、呪う傲慢(ごうまん)。

神も見離す魂なれど、人のぬくもり、ことばの癒し、ときには救いて、

心に響かん。神のあること、生の意味、素直に謙虚に悟りなば、我もなくなりて、

昇華せん。自我の正き導きにより、悪しき我取れて、再生せん。

なれば自我も成長し、人の救いと繁栄こそが、己も救わる道と悟らん。

未熟な自我は害悪なれど、正き成長成熟により、いずれは他をも導く自我なれ。 

 

 

今のこの世にある者たちに、他をも導き得る魂少なし。

いずれも未熟な我ばかりの、謙遜知らぬ高慢(こうまん)、驕慢(きょうまん)。

いつか地球を滅ぼさん。さなる心のおごり、高ぶり。心の素直さ、謙虚さと、

感謝のなくば、人の価値なし。

神の恵みを忘れなば、いつか自然を破壊し尽くし、住める地球を自ら壊さん。

危機なることを、緊急なるを、警鐘(けいしょう)鳴らせよ。呼びかけよ。

愚かに慢心、惰眠にふける、腐りし自我なら要もなし。残せる者のみ残らば

よからん。気付きて手伝う魂(たま)のみ残し、次なる世をも立て直さん。

なれど最期の機会を許せし、神の寛容、慈愛の深さよ。

最期の日、急げといえども人には分からず。迫れる壊滅、崩壊の時。

人には遠き明日ならん。なれど幕は落とされぬれば、予告を示して、

気付かせんとす。少しの遅れも、迷いもならぬ。ただに一途の献身を。

そのみ告げるこの日頃。馴れし油断を、今 、戒(いまし)めよ。

引き締め、構えて、真のゆとりを。あわてるばかりが急ぐにあらず、

焦る心で行うは、失敗の素、過(あやま)ちの種。

心に余裕のなきときほどに、神の光も教えも忘れ、目先の成果に幻惑されん。

じっくり腰をおちつけて、平常心にて、進めてゆけよ。

正しき自我を育てども、卑しき我執に迷うなよ。迷妄、眩(くら)みて

さらに深めん。己の愚昧、妄執を。   

いずれ気付かん、最期のときに。己の我執に囚われしまま、神から離れし、

罪の重さを。我を取り、放たれ、自由となれよ。さなれば自我も解き放たれん。

己の些末(さまつ)な感情、感覚、そにこだわりて、沈みゆくなよ。

己の低き想念の沼。我に縛られて、溺るなかれよ。

苦しきときこそ思い出せよ。青き天空、神の世界を。溢れし空を見上げよ。

自ら飛翔す己を思えよ。   

 

 

 

 

神の声を伝える人
ひふみともこさん著書  「続神誥記」より抜粋
ひふみともこさんHP
http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2017.02.07 09:40:16


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