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神から人へ、人から神へ。傲慢ばかりが幅利かせ、この世にはびこる今の世よ。 人の謙虚さ、慎ましさ、謙譲、控えめ、譲り合い、さなる美徳は消え失せて、 我を張り、押し退け、我を通す。さなるさもしさ、卑しさに、嘆きも空しき、 侘しき心。今のこのとき急がるは、人の豊かで崇高なる、かつての尊き霊性を、 今再びに呼び起こし、穢れを清め、曇りを祓い、かつてのまばゆさ、輝きを、 御魂の底から磨くことなり。そのため、ことばは、ことにも大切。一つ一つの 言霊が、御魂の曇りを、磨き、清めん。傲慢なるも、愚かさ、浅さ、幼さ、 低さの表われなれば、先ずは御魂の成長を。徳の涵養(かんよう)、心の練磨。 忍耐、忍辱(にんにく)、そもまた徳なり。辛き体験、そに耐えてこそ、己の 未熟さ、幼稚さ悟り、さにて真の徳を得る。
人の傲慢、驕慢(きょうまん)は、人と比べて高きを誇り、我こそ神に選ばれ ぬると、自ら過つ錯覚なり。己に責を求めることなく、己の非をば認める ことなし。あるは己の正義のみ。人に押し付け従わせ、真理を曲げるの不遜、 慢心。人の話を聞かぬはおろか、神のことばも勝手に解釈。神意を離れ、 人知に貶(おとし)め、陥(おちい)る独善、独尊、高慢。人の哀しさ、哀れさよ。 気付かざるまま、年を経て、ますます強める、頑迷固陋(がんめいころう)。 驕(おご)れる人こそ、省みるべし。振り返るべし。恥じるべし。人のことばに 耳貸せざらば、せめても己を鏡に写せよ。そこに写れる驕り、高ぶり。 少しも気付かば、救いもあらん。気付かぬことこそ憐れむべし。 我執の砦(とりで)に、自らこもれる、迷える御魂をいかに救わん。ことばの 光に導かれよ。閉ざせる心の壁をさえ、ことばの光は、貫き通さん。 凝り固まりし迷妄も、雨水(うすい)が石をうがつ如。ことばに啓(ひら)かれ、 解き放たれん。傲慢なるも、人の弱さよ。愚かな者の陥りやすき、罪なき過ち、 過失なり。早くに気付くに如(し)くはなし。傲慢なるは心の束縛。心の重荷と なるばかりなり。自ら捉(とら)われ、拘(こだわ)りて、己の首を絞めて 苦しむ。賢(かしこ)かるべし。聡(さと)かるべし。人は己の人生を、身軽に 生きて、長く旅せよ。さにて多くを学ぶべし。神の願いもそこにあり。人の命が 輝きて、生きる実りの豊かなれ。さにて本日、傲慢の愚かさを教えたり。自ら 戒め、問い直すべし。
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最終更新日
2017.08.04 08:34:05
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