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(努力について) 神から人へ、人から神へ。神の願いの実現のため、人が無欲の思いと心で、 神に奉仕貢献するを、骨身を惜しまず、苦労を厭(いと)わず、無邪気に喜び、 素直に励み、神への手伝い求むるを、神は歓び、愛でて使わん。 さにて本日、努力の意味を説き示さん。努力というは目的に向かい、 千里の道をも一歩ずつ、ただ現在の、目の前の、一歩を進んで行く行い。 あせらず、急がず、重荷を背負い、楽なる近道、早道探さず、 自ら定めし目的のため、無駄なることをも恐れずに、結果を先に計算せず、 徒労になるとも手を抜かぬ、愚直の伴(ともな)う行いなり。 なれど努力に無駄はなし。結果が全ての価値ならず。人には成功、失敗のあり。 なれどそもまた人の尺度よ。神の尺度の成功は、無駄にも見えし努力の過程を、 無心に歩みし者こそ尊し。努力の過程の汗と涙と、笑いと喜び、そを楽しみ、 そこより得らるる心の豊かさ。そこそが努力の果実ならん。
成功ばかりが尊きになし。結果を先に計算し、勝算のみを優先す、心の怠惰を こそ戒めよ。心の怠惰は曇りとなりて、御魂の浄化を妨げるもの。結果の見えぬ 勝負に挑(いど)めよ。苦しきことから逃れるなかれ。避けて通れど いずれの日にか、通らざるを得ぬ道程(みちのり)なれば、若く力のあるうちに、 多くに挑み、己を試せよ。神の与えし能力を、自ら試し、残らず活かせよ。 神の与えし能力使わば、不可能なるをも可能とせん。惜しまず使わば使うほど、 人の力は引き出され、無限の力と高まらん。己の秘めし無限の力を、 生あるうちに充分に、拓(ひら)き、伸ばして、高めることこそ、人の務めの 一つならん。努力の意味はそこにあり。神の与えし能力を、目覚ませ、活かす、 そのためなれば、低き目標、易(やす)き成功、安易の満足、そを排せよ。 人の努力、精進は、神には愛しく、嬉しきものなれ、神の心を喜ばせよ。 無償の努力、無欲の精励(せいれい)。そは無駄ならず、無益になし。目には 見えず、測れずとも、豊かな命の宝となりて、まばゆく輝き、光を放たん。 さにて本日、人の努力の必要なるを、易しく教え、伝えぬる。これより後の、 さらなる努力を。
(希望について) 神から人へ、人から神へ。神の与えし希望と勇気。人の命を、生命を、豊かに 彩(いろど)り、豊かに富ませ、人がこの世を生きる間に、多くの喜び、楽しみを 得て、さらに大きな魂に、成長、発達、進化するよう、神の与えし心の働き。 人には希望も、勇気も必要。希望のみには命は伸びず。勇気と共に成長せるもの。 明日の未来に夢を託して、その実現に行動起こし、苦難を乗り越え、試練を忍び、 耐えて生きるを学びつつ、時に大きな挑戦と、結果のわからぬ未来に向けて、 命を懸けて、戦う勇気。二つ備わり、誘(いざな)い合い、補い合いて、進む道。
勇気の欠けし行動は、己の安全、安泰のみ。今のままにて充足し、やがては衰え しぼみて枯れん。外へと向かい、高みを目指し、己の幸せ、欲のみならず、 他との協調、親和を求め、地上の平和の実現を、真の心の底より願う、さなる 大きな希望こそ、人に勇気を与えるものなれ、人は勇気を、希望を持てよ。 希望は勇気を、勇気は希望を、共に強めて働き始めん。夢のみ追うは空しけれ、 確かな実現、具現のために、今ある位置より一歩を踏み出し、行動伴う希望に 高めよ。体を動かし、心を使い、目の前にある一段一段、踏みあやまたず、 踏み外さず、昇華(しょうげ)の階(きざはし)、登り行け。 さにて本日、人の希望の実現に、勇気も要すを教えたり。人間の成長、発展の ため、希望は欠かせぬ、不可欠のもの。希望を持ちて豊かなれ。
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最終更新日
2017.10.03 08:57:05
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