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 真理の御霊 (三輪山より)

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2017.05.26
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カテゴリ:◆宇宙・地球◆

 

 

神から人へ、教え伝えて、広め広げて、人から人へと行き渡り、

多くの人の幸となり、富と栄えと幸福と、繁栄、発展そのために、

神の与えし、計られし、全ての物質、文明、技術。全てを戻して、

昔に返さん。悲しき人の誤解、過(あやま)ち。 

物の発達、便利敏速、さのみを求めて、何とせん。得られし時間や、

残りし物質、余分な殺戮。犠牲の上に、築かれ建てらる砂上の楼閣。

幻を追い、夢求め、幻想に酔う愚かさよ。

手に入れ、我が物手中にせんと、喜び見ればすり抜けん。風の如くに

何も残さず、砂の如くに崩れ落ち、水の如くに流れ去る。

何にも替え得ぬ尊きものは、金銭、物質、宝にあらず。見えねど触れねど、

真の価値は、普遍なるは、心の宝、豊かさなり。なれば、求めて求めず、

手にて持ち得ず。けれども真の心の宝は、永久に残らん、輝かん。

 

 

人の全てが気付くべし。この世の価値の空しさを。物に幾らの価値あらん。

物にて得らるる喜びは、心を満たし、潤すか。人への思いも優しさも、

涸れひからびぬる泉の如し。砂を巻き上げ吹き去りぬる、真昼の疾風

はやての如し。心を諌(いさ)め、戒めども、何の意味ある、効果あらん。

砂漠に水撒き種蒔けど、干上がり乾きて芽も出さぬ。かつての潤い、

豊かなりし、人への思いの穏やかなるは、遠き昔の思い出か。

人の為なることを喜び、人に尽くすを惜しみなく、人の幸せ、繁栄を、

共に祈りて願いを高むる。気高き理想と大願を、已の小さき器にこもらず、

心の高みを求めてやまぬ、さなる尊き志(こころざし)。いつか忘れて

近くを見つめ、さらに小さく易きへ流れぬ。

 

 

神は心を求め賜(たま)う。汚れぬ魂、見返り求めぬ清き魂。

神は充分ご覧ぜらるれば、人は安んじ行えばよし。神は心の奥底までも、

汚(けが)れ曇りを見通して、翳(かげ)りのあらば、そを諌め、直して正し、

浄めんとさる。神の諌めを恐るるなかれ。浄めの禊(みそ)ぎを喜ぶべし。

已に恥じることなくば、浄めも禊ぎも、ただありがたし。 

神に尋ねよ、己の迷いを。己の迷いや曇りのわけを、問いて質(ただ)せよ。

ためらわず。神の禊ぎはきつかれど、何にも優(まさ)る恵みなれば、

避けて通らず、対峙し受けよ。

己の不足、至らぬ所を、自ら知るは、なかなかできぬ。なれば、尋ねよ、

なきと思えば、直らざらん。あると思えば、こだわり囚(とら)わる。

謙虚に乞いて、尋ねればよし。素直に神と対峙して、心静かに平らかに、

己を見つめよ、心自由に遊ばせて、神の心に協和させ、緩やかにして

穏やかに、ゆとりのあらば、見えてこん。難きことなれ、さにあらず。

 

 

己の卑屈な願望を、取りて祓えば、易きこと。ただ他に求め、救われんと、

己の救いばかりを祈り、己の特別、他との違いを望む心に、神は与えず。

神は導き、誘いゆかん。手を引き、光を照らしゆかん。

暗き迷いに悶える魂を。道も失い、光も消えて、闇に閉ざされ、

さまよえる、縁なき衆生を神は見捨てず。なし得る限りの手を尽くし、

あらん限りの光をもちて、あの世とこの世の境に堕ちぬる迷える魂を導かん。

 

 

この世にある時何もせず、魂浄めず、富をむさぼり、名誉を求め、

人を蔑(さげす)み、人を貶(おとし)め、人をあざむき、手を染めし悪にて

魂 汚れを増やし、浄めの光も適わぬ程に、汚れし魂の堕ちゆく先は、

この世とあの世の境なり。戻る道さえ残されず、行くべき方をも示されず、

たださまよいて巡るのみ。一度堕ちれば幾千年、幾万年もの修行を課され、

再びこの世に引き上げらるるは、遥か後なり、未来なり。なれど戻りて、

繰り返さん。同じ過ち、罪科(つみとが)を。悟りて再び迷うが人間。

肉体持ちて自由を手にせば、己を諌める力を失い、やがては同じ煩悩の人。

何年修行を重ぬれど、何回神に禊がるれど、御魂の底の奥にある、

神の目覚めの起こらずば、人は変わらぬ、凡愚なり。

神に求むな、頼りすがるな。己の内なる神の眠りは、神の光の及ばぬ

ところ。自ら真の昇華を果たし、自ら魂高め、禊ぎて初めて目覚めん。

それまで続けよ、己の修行。

心を富まする真の富は、己の内なる神を目覚ます、心に蓄え、貯める富なり。

神の目覚めて、出会いし者は、後の現世、来世を問わず、永久の真理を

我がものとせん。

 

 

人の浅学、愚かな知恵も、幾万冊もの書物の知識も、学ぶに足らざる人の知恵。

人の知恵にて人は救えぬ。真の魂の救済は、物にて救えぬ、金にて癒せぬ。

人が癒され、立ち直るには、心の癒され、慰められ、満たされ、潤い、

支えられ、さにて救われ立ち直らん。

心を失いし人を見よ。ことばを汚して使うを聞け。さなる者らの魂は、

魂の底なる神の心は、いかに光を与えども、受ける心の荒れ果てぬれば、

光の力も、哀え届かず。荒れてひび割れ、干からびぬる、心を潤せ、祈りの

ことばで。神に祈れよ、己の救いを。己の至らぬことを詫び、素直に求めよ、

神の導き。迷いて歩みし罪を詫び、示して頂くことを祈れ。 

 

  

 

 

神の声を伝える人
ひふみともこ 著書 「神から人へ(下)」より抜粋  
ひふみともこさんHP
http://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/






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最終更新日  2022.01.19 16:47:35


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