神から人へ ◎自己超越・解き放たれて自由なれ◎
神から人へ、人から神へ。多くの教えも、祈りも願いも、最後の前にさらにも広がり、残すことなく地を浄め、人を浄めて、浄化を促(うなが)し、穢(けが)れも濁りも、曇りも乱れも、全てを浄めて、正しく戻せよ。さにて本日、自己超越について教え示さむ。自己とは人の一人一人、分け隔てるの考えなり。己は己、他は他にて、己と異なる別なる生き物。他と区別し、境を作り、己を全ての中心として、全てに己を優先す。さもしく浅き料簡(りょうけん)にて、争い、喧嘩の素となるもの。人は本来、個にあらず。見えぬ御魂(みたま)の縁に結ばれ、神との絆につながるもの。個に拘(こだわ)るは、執着なり。個に映れども、個なるはなし。全ては命の糸に結ばれ、互いが互いの命を生きる。個にて生き得る、命なし。命が生き得るその因は、他の一つとて欠けることなく、生かし生かされ、巡ればこそなれ。 なれば人は 個に拘(こだわ)るなかれ。命は過去よりつながりて、この世の地上の全てとつながる。自己超越も、かくあるべし。小さき己の世界に籠(こ)もり、他との違いに拘泥(こうでい)し、己一人の利益を求め、己一人の欲を満たす。さなる人生、生き方は、宇宙の進化にそぐわねば、宇宙の理(ことわり)、自然の則(のり)にて、必ず妨げ、滅ぼされむ。人本来の生き方は、自然の則に適うもの。他のためにこそ命を捧げ、己は死にても、悔いもなし。生は短く儚けれども、命は永く、盛んなれ。宇宙の命よ、神の心よ。宇宙の意思はさらなる進化を、止まることなき進化を求む。宇宙の意思は、神と顕(あらわ)れ、宇宙の進化に必要なる、一つ一つの命を生み出し、互いの栄えが互いを支える、神のみ業(わざ)を現出せり。人は宇宙の神秘に目覚めよ。造化の妙を讃(たた)え奉(まつ)らむ。 物質次元を超えゆけよ。自己と他者との区別から、解き放たれて自由なれ。一つの命に神を見よ。命に籠(こ)められ、秘められし、神の祈りを読み取れよ。全ての命に、神の祈りは、深く刻まれつながりゆかむ。己の命に気づきしものは、己を超えし命を悟らむ。自己超越とは、神のみ心、宇宙の意思に気づくことなり。生きて肉体あるうちに、修行を積みて近づけよ。神の心に、宇宙の意思に。御魂(みたま)の進化は宇宙の進化を、神のご意図の実現を、さらに促(うなが)し、進めゆかむ。さらなる修行を祈る神なり。さにて。 神の声を伝える人ひふみともこさんHPhttp://hifumitomoko.cocolog-nifty.com/blog/