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カテゴリ:思ひ出
古賀たかしのヤロウ、小さい頃僕が泣き虫だったことを公共の電波を使って暴露しやがった。
CROSS FM『Mo!nero』をお聴きの皆様にはバレちゃいましたが、もうこうなったら自決します。 たかしがラジオで暴露したこの「亀事件」、補足しつつコトの顛末をお話しようかと。 僕らは小さな頃団地に住んでおりまして。 その団地の同じ棟、同じ階段上に幼馴染たちが住んどったわけです。 1階に男兄弟、2階に男女兄妹、で、4階に古賀兄弟ってな具合で。 ちなみに僕が年長で、2コ下に一人、3コ下がたかしとたかし。 同じ名前やんか。ってことで、たか坊(古賀たかし)とたかちゃん。 で、4コ下に一人。以上全員男。 一番下の女の子が7コ?8コ?ぐらい下で一緒に遊ぶには小さすぎたんで、外で遊ぶ時は主にこの男5名。 僕らにとっては帰る家が3つあるようなもんで、幼稚園や学校から帰ると1階、2階、4階と家を覗き、皆が集まってるところで遊びつつ、勢揃いしたら外へGO、みたいな感じでした。 うわ、記憶がじゃんじゃん蘇ってきた。 おもろいこといっぱいあったな。 これは小出しにしていこう。 でー、その頃に一人一匹亀を飼っておったんですわ。 ミドリガメ。正式名称ミシシッピアカミミガメ。名前までつけてね。それを代表して古賀家で預かってたんです。 ベランダにピンクの衣装ケースを置いて、水を張って砂利で陸地を作って石とか置いて。 各自餌やりや水替えしにウチにきたり、障害物コース作って「亀レース」とかして遊んだりしてね。可愛がっとったんよ。 そんなこんなしてたら冬がやってきまして。 可愛い亀たちは冬眠の時期に入るわけです。 その頃の僕のイメージ:「亀は土に潜って越冬する」 ってなわけで、両親に頼んで車で近くの山に連れてってもらい、栄養の高そうな腐葉土を掘って持ち帰った。・・・今考えると、別に土から栄養を吸収するワケじゃないし、何でもよかったんやろうけどさ・・・愛情ですよ愛情。 家に帰ってから用意した水槽にその腐葉土を敷き、亀たちを並べる。 その頃の僕の思い:「寒いやろ、土の中は暖かいけん、ゆっくり寝て、春になったらまた会おうね」 優しく布団をかけるように、上から土を被せて・・・埋める。 ここが殺亀事件の決定的瞬間でした。 その後は毎日霧吹きで水分を与え、春が来るのを待つ。待ちわびる。 春になった! その頃の僕の思い:「やった!春や!亀たち元気に冬を越したかな~やっとまた会えるな~」 水槽を眺めるも、亀たちが土から這い出てくる様子はない。 でも待ちきれん。ここは悪いが少し早起きしてもらおう。 ってことでたかしと二人、土を掘り返す。緊張の瞬間。 ほじほじほじほじ 霧吹きで水を与えてはいたものの、湿ってるのは表面のみで、下のほうにいくとパサパサしてる。 ほじほじほじほじ 「あ、甲羅見えてきた!」ドキドキ ほじっ!ほじほじほじほじほじ! 「・・・・・・・・・あぁ!!!!!」 出てきたのはニボシのような姿に変わり果てた亀たち・・・ミイラです。 必死で水をかけたり突付いたりするも、蘇生しません。(そりゃそうだ) その晩、両親に慰められながら、しくしく泣きました。 「ごめんなさい」って思いと「皆になんて言おう」って思いがこう・・・ね。 たかしはそれを眺めていたような。 皆はうなだれながらも許してくれたんやけどね。 団地の脇にお墓を作って・・・もう一度埋めましたよ。 その頃の宿題で絵日記があって、なんか「亀さんごめんね」みたいなのを描いた記憶がある。 今回のイラストはその記憶を辿って。 僕は長男だからか、真面目でおとなしいやつでした。 たかしは次男だからか、あっけらかんとしたやつでした。 その頃の幼馴染たちはそれぞれが引っ越して成長して、しばらく連絡もとってなかったんだけど、たかしがビアンコネロで活動していることを知り、最近はライブに足を運んでくれます。 もう皆いい歳だしかなり長いブランクもあったけど、会えば昔と同じように笑って話せる。 幼馴染って・・・いいぜ! 【古賀拓也】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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