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2007.01.26
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カテゴリ:WORKS

またまた引きこもりの日々を重ね、『大吉コレクション』のジャケットイラストが完成しました。

次回の更新ではニュージャケを紹介させていただきもす。もす。

で、今回は僕が描いたものが世間様に出る前の段階の「印刷」、その中でも「色の表現」について少しお話しようかと。


これって書いたことあるかどうかわからんけど、僕は過去に印刷会社で計7年ちょいぐらい働いておりまして。しかも営業。うひょー。
なので、印刷に関してはできることとか大体のコストとかが脳内に織り込まれてて、作る側に回った今、可能な範囲内で少しばかりこだわりたい部分でもあるのです。


印刷ちゅーのは基本的にCMYK(藍・紅・黄・黒)のインキが使われてて、その4色のドットの掛け合わせで成り立っておるわけでして。
あれです、絵の具を混ぜ合わせる感覚に似とる。
ただこの場合は「白」っていうのはないので、そこは紙の色によりけり。

その4色以外に特別に練ったインキを「特色」って言って、従来の4色掛け合わせでカバーできない色域を表現できるわけなんですね。

カセットの『bianco nero 0号』では黒+山吹色+オレンジ、『DVD 0号』ではマットブラック+緑銀、『NAINO?』では黒+蛍光ピンクという具合で4色カラー印刷をせずに特色を使っておりまして、独特の仕上がりになっとるなと自己満足しとります。

金銀や蛍光色以外は大体4色の掛け合わせでカバーできるんやけど、それでも鮮やかな色の表現には限界があって、グリーンやオレンジやピンク等はどうしてもくすんでしまう場合が多くてですね。
そこに特色を使うと発色が段違いに美しくなり、それはベタの部分で特に顕著に現れるわけです。

そういった理由もあり、CDショップで少しでも他より目立たせたいという魂胆もありで特色を使っとります。元々色数をあまり使わずに限定された中での表現が好み、というのもありますが。


なんかめちゃめちゃ専門的な話になってもーたな・・・わかるかいな?
しかも大半の方には興味が沸きにくい話題で申し訳ないっっ!

補足までに参考になりそうなページをみつけたのでリンクを貼っておきます。
大体同じようなこと書いとるけど、そこにある「加色混合」ってのは主にカメラとかモニターとかの色再現方式、「減色混合」ってのが印刷の色再現方式にあたります。
もし興味ある方がいたら見てみてちょーだい。→こちら



ってことで『大吉コレクション』も特色刷り。黒+赤+金!です。
『NAINO?』のピンクがweb上でうまく表現されなかったように、今回の金色も画面上では伝わりにくいと思います。というか表現できないので、無理矢理ダミーの色をつけております。
印刷に回す際に色の指定をして、あとは待つのみ。
実際僕も上がってくるまではわくわくどきどきやけど、楽しみにしとこう。

発売された暁には、是非手にとっていただいて、
そんなところも見てもらえたら幸いでござります。



【古賀拓也】






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Last updated  2007.01.27 05:52:05
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