今回の『Music Birth+』、稲田大フィーチャーでございました。
良かったなぁー、と思って。
番組でも取り上げていただいていたように、今後のビアンコネロは、
まず日比谷野音でのワンマンライブを目指して動いていくことになります。
日比谷野音ちゅーたらキャパ2000~3000なわけで、
もちろんそのような規模でのワンマンはビアンコにとって未経験なわけで。
経験できてないということは、そこに届かない何かしらの、幾つかの理由があるってことなんだろう。
稲田がこれまで抱えてきた「恥ずかしさ」っていうのも、その理由のひとつなのかもしれん。
これまでの稲田は、シャイで無垢で喋れない、けど唄えばすんごい魅力的、ってキャラで、
良くも悪くもそのままきた。
彼のことを知っている多くの人はそんなイメージを持ってると思うし、大まかに言えば僕もそう。
そんなキャラづけに甘えていたというか浸かっていたというか何というか。
人って誰でも、自分の本心とは裏腹に、役割を演じてしまう部分があると思う。
役割を演じてしまっている時、自分の中に小さな違和感を抱くことがある。
演じること自体が重要になってしまってる場合、それを見過ごすことがとても多い。
けれども、えてしてその違和感の中に隠れていたのが、自分の本心だったりもする。
演じるってことは、自分にはちょこちょこ嘘をついてるってことになる。
他人の期待に応えようとする優しさのようで、結局自分が傷つきたくないが為のものだったりする。
普通に生活していく分には、演じてりゃいい場合もある。
期待通りの自分を演じていれば傷つかずに済むことが多い。
恥ずかしい部分を晒して馬鹿正直に傷つく必要もない。
ただ、もし、誰かに心から伝えたい気持ちがあるとして、
演じたり嘘を纏ってたりしたようじゃ決して伝わらんわけで。
人に唄を届けたいのならば、本当の自分に興味を持ってもらいたいのならば、
邪魔なものを捨てんことには。
・・・そういうことなんかな、とかごちゃごちゃ考えてみたりした。
これまでの稲田の姿が嘘だったとかいうことではなくて、
ほんの一面だったんだ、と思った。
恥ずかしさをかなぐり捨てて渋谷のど真ん中で声枯らしながら叫んでみたり、
感情を爆発させたら悔しさが込み上げてきて泣けてしまったり、
そんな姿を見て、普段の彼があまり見せない一面に、確かに揺さぶられた。
稲田と受け手との間に余計なものがなかったからだと思う。
これまで見せてきた一面にプラスされた新たな一面。
TV越しにではあるけれども、多くの人に伝わったんじゃないか、
稲田裕之に、ビアンコネロに、もっと興味を持ってもらえたんじゃないか、って思う。
Music Birth+は関東圏だけのオンエアなので、
欲を言えばもっともっと多くの方に伝わってほしいですが。
ありがたすぎるお話で贅沢言うとる場合じゃないですが。
僕個人の中には、ビアンコネロの音楽、ひいては彼らの存在そのものが、
世の中に必要だという確信がある。
これまで活動してきて紆余曲折あったけれども、結成した時からその確信は一度も揺らいでない。
ただ、日比谷野音をお客さんで一杯にするには、何かが足りないのだろうとも思う。
それはデーモン閣下もおっしゃってくださった通り、彼ら自身にしか解決できないことなんだろう。
古賀たかし、稲田裕之、古川けんぢ、それぞれが抱える大なり小なりの課題。
そこを突破して日比谷のステージに立つ3人の姿を待ち侘びておこう。
Music Birth+のサイト上では、今回完成した課題曲『君が好きだ』の
番組Liveバージョンを早速配信していただいてます。
閣下からの課題にあった、覚えやすく、皆で歌える楽曲。
これからも少しずつ育っていくと思います。
ビアンコネロにとって、また新たに大切な楽曲になると思います。
これを日比谷の空の下で歌えたら気持ち良すぎるやろうなあ。
先日リリースされた新曲とあわせて、ぜひぜひ聴いてみてください!
あ、それから、前回の記事で書いた「ジャケの絵を大きく見せよう企画」の件ですが、
オフィシャルサイトの方に壁紙、待受画像という形で置いておきました。
PC版の方は「special」の中の「Download」から拾ってみてください。
携帯版の方は「ビアンコネロ待画」から。
「周りにビアンコネロを広めよう企画」にじゃんじゃん利用していただければ幸いです。
▼ビアンコネロオフィシャルウェブサイト
→ http://bianconero.jp
▼新曲ダウンロードがまだの方はこちら!(試聴もできます)
→ http://www.vibirth.com/artist_detail/bianconero_mb
▼Music Birth+
→ http://tbsmb.vibirth.com/
今回思ったことを自分のことにも当てはめて、もう少し考えてみようと思う。
自分のことは棚に上げがちになるもんだ。目を逸らすな。
【古賀拓也】