今、我々に出来ること
【ワシントン時事】東日本大震災の被害や福島第1原発事故が連日、トップニュースで伝えられている米国で、被災者の忍耐強さと秩序立った様子に驚きと称賛の声が上がっている。「なぜ日本では略奪が起きないのか」―。米メディアは相次いで、議論のテーマに取り上げている。 CNNテレビは、2005年に米国で起きたハリケーン・カトリーナ災害や10年のハイチ大地震を例に「災害に付き物の略奪と無法状態が日本で見られないのはなぜか」として意見を募集。視聴者からは「敬意と品格に基づく文化だから」「愛国的な誇り」との分析や、「自立のチャンスを最大限に活用する人々で、進んで助けたくなる」とのエールも寄せられた。 この一方で買い占め自粛求める=燃料、日常品不足で―枝野官房長官 枝野幸男官房長官は16日午前の記者会見で、東日本大震災の被災地での燃料不足が深刻化している問題について「被災地域以外の皆さんは燃料の買い占めに走らないよう協力をお願いする」と述べ、ガソリン、軽油、重油などの買い占めを自粛するよう呼び掛けた。枝野長官は「燃料を確保して、(被災した)現地に到達させる努力を続けているが、輸送のラインが必ずしもうまくいっていない」と説明し、国民に理解を求めた。 一方、首都圏では食料品や一部の日常生活用品の品薄状態が続いている。これについて、枝野長官は「全国的なレベルで見れば、生活が困るような物資の不足は生じていない。ぜひ買いだめのないようにしてほしい。そのことが(被災地への)物資の調達に障害を来す」と訴えた。 いったい今、一番苦しんでいるのは誰なのか、被害を受けたのはどこなのかガソリンスタンドには長蛇の列スーパーには開店前から長蛇の列お米やトイレットペーパー・カップ麺やペットボトル飲料・乾電池の買い占め異常な光景だ私達は何をしているんだろうなぜに今買い占める?必要としているのは誰?テレビの映像を見て自分達も被災した気持ちになってくるのだろう私達がパニックになってどうする私達が冷静にならなくてはいけないのに協力をしなくてはいけないのに一生懸命頑張っている被災者の方々に対して反対に恥ずかしい今、私達に出来ること冷静になり落ち着くこと節電・節約・節水に心がけいつも通りのペースで必要なものだけを買い物すればいい義援金として協力できる人はすればいい品物がない、福島原発はどうなってるんだ!!現地や物流で奔走されている方達に敬意は表せても文句をいう道理はないでしょう「使命感持って行く」=電力会社社員、福島へ―定年前に自ら志願 福島第1原発の事故で、情報提供の遅れなど東京電力の対応に批判が集まる一方、最悪の事態を避けるため、危険を顧みず作業に当たる同社や協力会社の社員もいる。地方の電力会社に勤務する島根県の男性(59)は、定年を半年後に控えながら、志願して応援のため福島へ向かった。 会社員の娘(27)によると、男性は約40年にわたり原発の運転に従事し、9月に定年退職する予定だった。事故発生を受け、会社が募集した約20人の応援派遣に応じた。 男性は13日、「今の対応で原発の未来が変わる。使命感を持って行きたい」と家族に告げ、志願したことを明かした。話を聞いた娘は、家ではあまり話さず、頼りなく感じることもある父を誇りに思い、涙が出そうになったという。 東京電力側の受け入れ体制が整った15日朝、男性は自宅をたった。特別なことにしたくないと考えた娘は見送りはせず、普段通りに出勤した。「最初は行ってほしくなかったが、もし何かあっても、自分で決めたことなら悔いはないと思った」と話し、無事の帰宅を祈る。 男性の妻(58)は「彼は18歳の時からずっと原発の運転をしてきた。一番安全なものをやっているという自信があったんだと思う」と話す。出発を見送り、「現地の人に安心を与えるために、頑張ってきて」と声を掛けたという。