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テーマ:家を買った後のこと。(372)
カテゴリ:ポルトガルの住まい
しばらく続いていた好天も今週辺りからかなり崩れ始めています。 天気がよくて晴れている春夏にはまったく問題になっていなかったことが、いきなり明るみに出るのが冬。 この家に住むことになったのには結構長いいきさつがあるのですが、とにかく私達が住んでいるこのおんぼろマンションに二人とも悲鳴を上げています。 自分達で直せるところは直すにしても、ビル自体の不具合はどうにもこうにもできないからです。
まず、壁から洩れている雨で、寝室の窓際の壁からカビが生えてきました。
それから、強風で部屋にスースー風が入ってきます。これはポルトガルによくある窓シャッターを閉めても解決しません。 ポルトガルの窓シャッターは暑さ(多分寒さも)をしのぐのに、大事な役割を果たしているようです。シャッターはこんな感じで、木の収納ボックスみたいなのが窓の上にくっついています。
シャッターの開け閉めはこんなロープでやります。上から下に引けがシャッターが開き、下から上にロープを戻してやるとシャッターが閉まります。
まあ、そんな仕組みはどうでも良いのですが、この木箱から風がヒューヒュー入ってくるみたい。一度箱を開けて釘を打ち直してみる。
そうしたらビックリ。ポルトガルの他の家もそうなのでしょうか? 我が家のシャッターボックスの板を剥いでみたら、そこは、雨風が余裕で入ってくる“半ば外と同じ状態”でした。泥だらけでカビだらけ。ここはしっかり雨風しのげるつくりになっているべきはずのところ。 ヒエー。掃除するにしてもこれじゃ無理。ビルの外壁よりもたちが悪い。
雨も入ってくれば風も入ってくるので、古い板切れ一枚でヒューヒュー風が家の中に入ってくるのは当然です。
もうひとつ、先日の日記にも書いたのですが、夫が雨音で寝られない、という件ですが、どうやら問題は違うところにあったみたいです。 最初はビルのてっぺんを打ち付ける雨の音がうるさいのだと思っていたら、そうではなくてビルから外に出る通行口の鉄製のドアが壊れているか鍵が壊れているか、ちゃんとしまっていないようなのです。 鉄製です。鉄。とても重いドアです。 朝から晩まで風が吹く日はかなりの重量のあるドラム缶とか、大きい鉄の塊が階段のてっぺんから勢いよく落っこちていくような音がするのです。継続的に。
ドン ドン ドン ドン ドン ドン と。 しかも、天気の悪いときは24時間です。今度は私までが眠りにつくのが難しくなってきました。 気が狂いそうです。 寒ければ服を着れば良い。雨が入ってきたら掃除すれば良いだけの事。
でも、騒音は・・・・。 被害をこうむっているのは我が家だけではないはず。 きっと近所中から既にクレームになっていると思うのですが・・・?
ディーが昨晩ねむりにつく前の一言。 『こんなに問題があると知ってたら、こんなボロ家買わなかったヨ… 。』だって。
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