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テーマ:プチハッピー(543)
カテゴリ:今日の出来事
週末、弟のキーケッシュとその彼女アンドレア、ディーと私の4人でアルガルヴェに小旅行に行ってきました。 アルガルヴェは、ポルトガルの中でも海外からの旅行者に大人気の観光地で、リスボンから自動車で飛ばすと4時間くらいで着きます。 私が始めてポルトガルを訪れてからもう直ぐ3年たちますが、その時にも家族そろってアルガルヴェにやってきました。 そんなこともあり、思い出のある土地として、私にとって少し特別な存在のアルガルヴェ―――。
案の定、沢山の観光客に出会いました。スペイン、イタリア、イギリス、アメリカ、から来ている中年カップルや退職後らしき老夫婦、親子連れなどで大賑わいでした。しかも、セーターを来ているのはリスボンからきた私たちだけ・・・ 海辺のレストランでランチを取ったのですが、海ではもう泳ぐ人の姿がちらほら・・・ そして隣に座った白人老夫婦はすでに真っ赤(ほぼ火傷状態っ!)に 日焼けしています。 そこここからポルトガル語以外の外国語が聞こえてきますし、『ここはどこ?今、何月?』という不思議な感覚にとらわれました。 さて、私たちが滞在したのはアルブフェイラというリゾート地。目の前はスイミングプールで今すぐにでも泳ぎに行きたい気分でしたが、何しろ今はまだ2月。4人の中で、誰一人として海水浴の道具を持ってきたものはいませんでした。
借りていた部屋にはキッチン、バスルーム、ベッドルーム、リビングルームとバルコニーがありました。 今回アルガルヴェを訪れたもう一つの目的は、ディーがまたしばらく会うことが出来ないアルガルヴェに住む友人と再会を果たすこと。 8時に始まった彼らとのディナーも、終わって家に着いたのは夜中の2時も近かっただろうか。 若者達が大勢集まり、お酒の入った時の会話には私は全くついていけない。最初の1時間くらい、ディーは私のために会話をちょっと訳したり説明してくれていましたが、数秒ごとにころころと話が変るのでそれも諦めました。彼らの使う言葉は超ハイスピードな上に、辞書には無いような言葉も使うし、冗談やらスラングやらで最初の2時間くらいで、私の集中力はすっかり消耗しきって、大変疲れました脳みそが溶けているのでは?と感じるほど(笑。こういうことがあるたびに、私のポルトガル力はまだまだだと反省するばかり。 国際結婚したり海外生活をしている、留学をされたことがある方は誰しも感じたことはあるでしょうけれど、海外で自分だけが外国人であるという環境にポンとはいると、孤独を感じたければそんな要因は、どこにでもごろごろ転がっている。 私だけわからない。私だけしゃべらない。もっと勉強しなさいよ、もっとテレビを見なさいよ、とか言われると、『ポルトガル人のアナタにポルトガル語の難しさがわかるの!?』などと反抗的な気分になったこともあります。 でもそういう時にそれだけポジティブに考えられるか、気持ちを切り替えられるかという、自分を試されているような場面は、何かすごく貴重な気がしてなりませんでした。大勢のポルトガル人ばかりの環境に行く時、私の耳についているシャッターが自動的に "ガー" と下がって、マイワールドに入れるのですが、今回は、引越しをしたらしばらく会えないかもしれない、という思いで頑張ってみんなの輪に入ろうと努力をしてみました、、、いやはや 笑。 そうはいっても、友達とおいしいものを食べて飲んでしゃべって…楽しい夕べでした。
他にもディーにお別れを言う人(犬)が一人(一匹)。 赤ちゃんの時から知っているフレッドです。何年たってもディーのにおいを覚えているようで興奮が尋常ではありません。別れ際にディーを見つめるさびしそうなフレッドの目…。 これからディーと私がオーストラリアに行くって、わかったのかな?
『いってらっしゃ~い!また遊びに来てね~』
翌日はパンケーキを作って、さんさんと太陽の降り注ぐバルコニーで遅い朝ごはんを食べました。部屋の両隣はイギリスからやってきたとみられる老夫婦達。ブリティッシュなまりの英語が両方から聞こえてくる。ここはポルトガルなのだろうか?という錯覚が再び。
↓朝ごはんを狙ってバルコニーにやってきた猫。野良のわりにとてもかわいい。
バルコニーで太陽を浴びながら雑誌を読んだりおしゃべりしたり、特別なことはしませんでしたがのんびりとした日曜を過ごして、AMADORAへと帰ってきました。
まだ出発の時期は分かりませんが、ポルトガルとのしばしのお別れ、友達と離れてしまうことを改めて考え、少ししんみりとしてしまった週末でした。次にアルガルヴェにこれるのはいつだろう?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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