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バスは好きではない。
(web上ということで、あえて言葉をオブラートに包んだ言い方をしてみる。 バス関係者の方々、ごめんなさい) 1分たりとも遅れてはいけないからだ。 (バス停に着くまでに) 「1分たりとも遅れてはいけない」と思い、 急いでご飯を流し込む。 テーブルの上に残した「ナポリうどん」に未練を残し、 (スパゲティじゃなくて、麺がうどんだった・・・ そしてその下には卵が敷いてある・・・そう、ここは名○屋) 私はバス停に走った。 時刻表通りの時間に着く。 肩で息をする。 日差しが眩しい。 バス、来ない。 「ちょっとぉー。暑いんだけど」 「この時間でうどん食べれたじゃん」 「食べたばっかで走って気持ち悪いんだけど」 さまざまな思いが駆け巡る。 ====== 5分経過 ====== バス、現れる。 「お待たせいたしました。○○町経由 ○○行きです」 「ホント、お待たせだよ・・・」 アナウンスにぼやく。 バスの中の20分間、私は時間を持て余す。 読書なんてしようものなら、1分でアウト(酔っ払うからだ) 音楽なんて聞こうものなら・・・聞けない(MDすら持ってないからだ) 仕方なく、窓の外に目を向ける。 信号が目に入った。 「信号、黄色だ。行けよ、行ってくれ」 思惑は外れた。 再び青。 走り出した瞬間、バス停だ。 乗客を乗せ、走り出す。 再び信号接近。 「行けよ、行けよ。今、アクセル踏めば渡れるんだって」 一向に上がらないスピード。 私は諦めた。 私に限らず、日常生活の上でバスは必要なものだ。 でも、普段、車大好きの私には どうしても、もどかしさを感じる。 遅れそうになったら、アクセル踏めばいい。 道が混んでたら、中道を突っ切ればいい。 音楽だってかけ放題。 荷物も置き放題。 帰る時間だって、何時だっていいんだ。 それが、バスでは叶わない。 (単なるワガママ以外の何者でもないが) 駅近くの最後の交差点。 「もー、信号赤のうちに降ろしてよぉ」 いつも思う。 駅は交差点にあるのに、交差点を超えた停留所で降ろされる。 駅に行くために、バスで渡った交差点を再び徒歩で渡る。 この間、約5分。 非常にもどかしい・・・。 駅の停留所に着いた。 バスの全てのドアが一斉に開く。 私は前から降りた。 (終点ではどこから降りてもいいハズだったのだが・・・) 「あー、前から出ないで下さい」 背後から運転手さんの声。 私のこと?と思いながら、 じゃ、開けないでよっ、と思った。 バスは好きではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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