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テーマ:音楽のクラブ活動(534)
カテゴリ:ギタマン
本番というのは、何が起こるかわかりません。
時間は経ってますが、今日も演奏会のお話を。(くどいですかね) 今回は「奏者」バージョンで。(別に聞きたくない、ですかね) 本当に不思議なことなんですが、 本番というのは、今まで全く気にしてなかった所で 急にど忘れすることがあるんです。 そして、今まで自分がどう弾いていたかわからなくなるんです。 そして、弾いてる最中に、どうでもいい所が気になってくるのです。 まず、リハで一発やらかしました。 自分で言うのも何ですが、ソロ部分でドリフなみの間違いをしました。 (冒頭部の緊張感漂う箇所で1音だけ思いっきり外した) 少々ウケはしましたが(ホントにウケたのか・・・?) その途端、自分が今までどの指で弾いていたかわからなくなりました。 人差し指? 中指? 親指だっけ・・・? (↑右手での弦の弾き(はじき)方です) 隣にいた後輩君に聞きました。 「私って、どの指で弾いてたっけ?」 「そんなん知らないですよ」 すみませんでした・・・(-.-;) でも、どの指で弾くかって、すごく重要なんです。 ポジション移動もそう。 いろいろな方法があるけど、自分で決めたやり方を徹底させないと、 曲を繋げることができなくなるんです。 でも、いくら徹底させても、ひょんなことで、忘れることもあるのです。 「いっとぉー、にーとぉ、さんとぉー、し『♪ソ ソ(1オクターブとぶ)ソ ミ 』 」 (↑休符を数えながら、弾いている) 「!」 「オクターブ高い『ソ』ってどこ!?」 (↑本番中のパニック) そんな時は、それらしい位置で弾きマネ(^^;) そして、 「長い休符、数えなきゃ」と、指揮見て、楽譜見て、指揮見て、楽譜・・・ 「!」 「今、何小節目なんー?(>_<)」 ということで、指揮を見る位置を自分の中で決めていたり、 このパートが入ったら、何小節目、ということを頭に入れたり、 (楽譜にも書きます) ひいては長い休符中で楽譜をめくる場合、 何小節目でめくるか、までも決めておくのです。 でも、そんな風に準備万端にしていても、 誰かが何かをやらかしたり、どこかでヘンな音がしたりして、 意識が逸れたが最後。 「ちょとぉー、どこだよぉー、わかんねぇーよ(T_T)」 なんてことになるのです。 そして、なぜか気になること。 アルペジオ(指をばらつかせて弾く奏法「ポロロロ~ン♪」みたいな) ばかりやってると、使わない指、 すなわち小指の位置が気になるのです。 あれ、私の小指、何してんの? つってるの? あ、でも小指だけつってたらヘンだ。 曲げなきゃ。 あれ?何か震えるんだけど。 ちょっと。 あれー?私、普段、小指どうしてるの・・・? ていうか、早くアルペジオ終わってくれー(>_<) みたいな。 顔には出さない(ようにしてる)けど、(でも、出てるような気もするけど) 本番中の奏者って案外そんなものなんですよ。 (って、私だけですかね?) ということで、奏者側からの演奏会時の心理を 再現してみました。 ギタ○ンもそうだけど、クラシックとか、堅そうなイメージがあるかもしれないけど、 でも、そんなものなんです。人間なのですから。 機会があれば、そんな「裏」を感じながら 演奏会を楽しむのも面白いかもしれませんよ(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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