ぽたまのつぶやき

実は、遅刻魔の私です（特に練習の時）


遅刻というのは、とっても良くないことだと思います。
相手を心配させるから。
ひいては、その人の信用に関わるから。

やっぱり「来るんだろうけど、いつ来るかわからない人」って、あんまり信用できないと思う。
「大丈夫かなぁ・・・あの子」

きっと、私もそんなヤツだと思います。


でも、あんなにも沢山の風船を抱えてる私が遅刻をするわけにはいかないのです。
私が行かなきゃ、飾りの準備ができないのです。


ということで、
「今日こそ汚名返上だっ」と朝っぱらから勇んで車に乗り込み、
某国道を突っ走ること３０分。


ＢＧＭは大好きなミスチル。
「ふん　ふん　ふーん～♪」とご機嫌に走る。

ふん　ふん　ふ・・・・？


「！」


やべぇーーーーーー（>_<）
衣装忘れたぁーーーーーーーーー!!



衣装って、別にサンタじゃないですよ。
普通の、演奏会の時の白黒の衣装。


ネタじゃありません。本気で忘れました。


うぇーん・・どーしよぉ。
でも、とにかく風船届けなきゃっ（>_<）


更にスピードをあげ、ぶっ飛ばす。
もう、ミスチルも聴こえない。


会場近くのコンビニで、
うぇーん・・・誰に電話しよう。みんなきっと運転中だろうし。
まだ、誰もいないよぉ・・・（T_T）
でも、誰かに風船渡して早く帰らないと・・・。

私が一人パニクってる横に１台の車が。
にこやかな笑顔。


現役時代からお世話になってる先輩＆後輩夫婦が手を振る。
「ぽたまさん、おはよ（＾＾）」

うぇーん・・・・せんぱぁーい・・・（T_T）

「服忘れたんです」
「風船渡すから、お願いします」
「今から帰ります」
「今日こそ遅刻しないつもりだったのに」
「あ、適当に貼っといてください」

呆気に取られる先輩後輩夫婦を後に、車に飛び乗りました。


もー。何やってんだよ、私（T_T）

携帯が鳴る。
「着きましたよ。準備手伝うので、着いたら連絡くださいね」
仲間誰かさんからのメール。


だから、私はもう着いてたのよー。
次、着くのは１時間後だよぉ・・・。


再び着信。
「ぽたまさぁん。レイアウト図あるんですかぁ」

いや、レイアウトも何も、先回、事前打ち合わせできなかったじゃん（>_<）


「僕のセンスで貼っちゃいますよぉ」

ちょーーーっと待ったぁー。

「やめてくださいっ！！もっとセンスの良い人で貼ってくださいっ！！（>_<）」

捨て台詞を投げつけ、国道を飛ばす。


家に着く。
「オマエ、何してんだ・・・？」
父がつぶやく。


ほっといてくれ。


とんぼ返りで会場へ向かう。

「あらあらあら。お疲れ様です。今日はよろしくお願い致します（＾＾）」
「お家、遠いんですか？名○屋の雪は大丈夫でしたか・・？」
「みなさん、あちらで練習されてますよ（＾＾）」


・・・（--;）


あーぁ・・・こんなおおっぴらに遅刻だなんて。
（わかりきってたことだけど）

「あぁ、ぽたまさん。結構早かったね。よかったね（＾＾）」
「服、そこのスーパーで買えばよかったじゃん（＾＾）」
「ぽたまさん、何してんですか？」
「あれ？ぽたまさん、今来たの？何かあったの？」

あぁ、もう、好きにしてくれ。



ところで、今回の飾りは、もちろん風船もあり、分担作業もしましたが、
個人的にリースを準備してくださった人や、
内緒でこっそり小物を買いに行ってくれた人、
いろんなところで、いろんなことをしてくれた人がたくさんいました。

その結果、賑やかな飾りができ、
お客さんも、会場の人も、喜んでくださいました。
（きっと演奏は眠かっただろうけど）



演奏終了後、楽器を片付けて
「さぁ、片づけだ。ヤツら（風船）をゴミ袋へ」と再び会場に向かった所、
おばあちゃんや子供達が手に風船を持ってました。


会場の人も
「これ、頂いていいかしら（＾＾）」


・・・・f（＾＾;）

もちろんですよ。


作った風船は、すべてなくなりました。
ゴミ袋はゴミ袋のままでした。


嬉しかったですね。
子供が喜んで風船を持って帰ってくれるのって。


ちょっと、じーんときてしまいました。


演奏会に至るまで、何度か発狂しそうになったけど（来る時も発狂したけど）
でも、やっぱり、やって良かったです（＾＾）