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電車にゆられて

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2007年02月12日
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この前は「届いた~♪」だったので、今回は真面目(?)に感想を(^◇^;)



キャラ文庫「王朝ロマンセ」シリーズ完結記念
全員サービス小冊子 王朝華燭ロマンセ
秋月こお先生



です!!





あくまでも私の主観によるものなので、秋月先生の意図するところと違ったりして・・・。

何せ、読解力のなさは、日本一だと自負しておりますので(すんなっ)

それでもいいという方だけ、お読みくださると嬉しいです・・・。

あらすじ → 感想 になってます。













『  月下美男  』 (業平×国経)





早良親王とアテルイの件から一日。

そのときの瘴気にあてられ、体調を崩している業平。

例のごとく、国経の膝枕でお休み中。

一方、業平の額に浮かぶ汗を拭っている国経は、何ともない様子。



国経は業平に寝るよう促すが、悪夢を見るからと、なかなか休もうとしない。

その悪夢とは、業平の父、阿保親王の亡霊が彷徨っているというもの。

阿保親王の死に対して、強気の発言をする業平にどう声をかけていいかわからない国経。

と、気持ちを紛らわせるためか、業平は国経の腰を撫でる。



体に障るから相手はしない、と言う国経に、では髪を梳いて欲しいと言う業平。

櫛を頼んだ使え女(小萩)は、何か言いたそうな目で国経を睨んでくる。

理由を問うが、答えず、謝罪して下がる彼女の目には涙が。



髪を梳いていると、業平は、猫になった気分だと、気持ちよさそう。

ゆっくり何度も梳いていると、業平は寝入ったようだ。



枕を持ってきた小萩と、一緒に外へ出た国経は、話を切り出す。

業平の子を産むのはそなただろうと覚悟している、と。

業平の愛情の大方は国経に向かっている、と使い女は言うが、

やはり、女性に優しい業平を知っている国経。

使い女たちに嫉妬する。



道連れにしてすまない。

二世三世先の世界でも会えるように・・・。



そのときふと浮かんだのは、業平に言われた言葉。

あのとき味わった心地は幸福感として、慈悲の心を国経の中に生んでいた。

だからこそ、使い女を思いやる気持ちも生まれた。



――丸くなられましたね。

人当たりが良くなったと言われた国経は、ふと空に浮かんだ月に見入った。



――おかしい。

月に見入ったまま微動だにしない国経に、業平とは違うあてられかたをしたのかと訝しむ小萩。

男でありながら業平の妻として抱かれ、かつてなく大切に愛されている国経。

憎いとさえ呪ったことのある小萩は、国経がどうにかなってしまえばいいと思った。



その時、国経は小萩の前で舞いだした。

ひらりひらりと舞う姿は、何かに囚われたかのよう。



――月に攫われないように、気をつけろ。

業平が以前言ったことを思い出した小萩。



なりませんっ、あなたには業平様がおられるっ。

小萩は国経が白鳥となって飛び立ってしまうのではないかと、はらはらと見守っていた。



いつまでも戻ってこないと思ったら。

その時、小萩の頭上から降ってきたのは業平の声。

止める小萩を制し、国経の隣で舞い始める業平。

なぜ舞っていたのかと尋ねる業平に、月を見ていたらそうしたくなったと答える国経。



龍となって天に舞い昇りたいと?

さらにそう尋ねてきた業平に、この幸せな気持ちを落ち着けるにはそうかもしれないと言う国経。

すると業平は、もっと確実な方法があると、国経に唇を重ね、その場で押し倒そうとした。

咳払いで止めた小萩は、冷えます、と中に入るよう促す。

逃げる国経を横抱きにし、部屋に運ぶ業平。



その夜、部屋から漏れる艶声は明け方近くまで続き、業平と国経の様子は逆転していた。

元気になった業平と、血の気の失せた顔色で眠る国経。

その艶かしい姿は目に毒で・・・。



翌日、一緒に出仕した業平と国経の後姿は、いかにも二人の関係を醸し出していた。

それを見た使い女たちは、北家にばれたらどうなるのだろうかと心配しつつも、

二人の仲は裂けないだろうと確信する。



それから三月たったある日のこと。

業平と国経は連れ立って、大路を歩いていた。

出るのが遅くなったのは、衣装選びに時間がかかった業平のせいなのに、急ぐよう促し、

さらには、手を繋いで引いてやろうという業平にいらいらする国経。

業平を追い越した国経は、早く、と逆に手を差し出した。

しかし、もう着きました、とすいと長岡宮の門をくぐった国経はからかい笑い、先に向かってしまった。

それに対し、してやられた業平は、仕返しを思いついた顔で、門をくぐって行ったのだった。



それを見ていたのは桜の花たちだけである・・・・・・。





*****************************************





亡霊たちとの戦いのとき、逃げ惑う兵士たちを見て、笑っていたという国経。

それを羨む(皮肉る?)業平でしたが、国経が諸兄も大丈夫そうだったことを告げると、

あいつは「木石」だと業平が言います。

じゃあ、自分も「木石」だと言う国経に、「拗ねるな」と言う業平。



あ゛ぁ、こういう、やり取りがあるからこのカプは好きなんですよぉ・・・・・・。



国経はずっとお坊ちゃま育ちをしてきたわけで。

業平も皇族の系譜に連なってはいますが、臣に下った身、しかも五男。

藤原家の跡継ぎとして育ってきた国経の我が侭っぷり、そしてすぐ拗ねるところを、

適当にあしらっている様でいて、ちゃんとわかっているところがいいですよね!!





櫛を持ってきた小萩さん。

きちんと決まっていたようではないけど、髪を梳くのは彼女のお仕事だったようですね。

ヤキモチ、ヤキモチ(^▽^;)

でも、そんな彼女たちに国経もヤキモチ、ヤキモチ♪





月下で舞い始める時、袍を広げる姿が、


天に飛び立とうと翼を広げた姿のように見えた


という描写が堪らなく好きです。

情景が浮かびますよねぇ・・・・・。








月の光の下が似合う男ってステキっ!!。:.ヽ(*≧∀≦)ノ.:。゜



コレとか?










コルダ7-1









あれ、月見えない(爆)


コレ、7話の「アヴェ・マリア、一緒に弾いちゃいました」シーンなんですけど・・・。


日野ちゃんと2ショットにならないと、お月様見えないですよね、失敗。







ってか、どんだけコルダに侵されてるんだよって話ですが(今更)













そう、ヴァイオリンが似合うんですよ、月の下ってっ!!







コチラの本にもありましたしっ♪↓↓↓




ヴァイオリニストは恋を奏でる  末吉ユミ先生/明神翼先生




ヴァイオリニストは恋を奏でる





超一流ヴァイオリニスト黒崎と楽器店に勤務する多紀のお話なんですが、


「 青白く光る暗闇の中、月をバックに佇むという黒崎のCDジャケット・・・・・・ 」


という部分があるんです♪






うん、これまたその様子が浮かぶわぁ・・・・・・。








国経がヴァイオリン持っていたら似合いそうですよね!!

現代版パラレルで、妄想できそうだなぁ・・・・・・。













って、話がどんどん違う方向に行くので、戻りましょうっ(自分で持っていったくせに)












ビバ横抱きっ!!

小萩のモノローグがよいです。

自分たち使い女だけでなく、どこの姫もされたことないだろうと。

やったじゃんっ!!国経~♪

本人は不本意だろうけども~(^Д^;)





最後に、二人が向かったところ。

長岡宮・・・・・・そう、千寿のおうちです。

つまり、この後のお話とつながっているんですねぇ・・・。

こういう裏工作(使い方おかしいだろ)大好きですっ!!





京以外にまでプレイボーイの名を轟かせていた業平が、

いかに国経だけを愛しているかがわかった話でしたっ!!

末永くお幸せにっ!!

















では続いて・・・・・・。



とりあえずここで送信っ!!



ごめんなさい、もう少々お待ちください(私信)





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最終更新日  2007年02月12日 23時25分16秒
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