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東方見雲録

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2024.09.25
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カテゴリ:政経



日本海新聞 0921

関連サイト:金融市場にどう向き合う?三村財務官に聞く NHK こちら



Q.ことしの外国為替市場の推移を見ると、7月に1ドル=161円台が続いた一方で、今月は1ドル=139円台まで円が値上がりしてドル円相場が20円以上変動している。
その要因をどう見ているか。

「私の立場でマーケットの変動について解説のようなことを言うのは控えたい。

そのうえで、低金利通貨の円を借りて高金利通貨であるドルで運用する「円キャリートレード」が7月末以降、急速に巻き戻されたことがマーケットの動きを大きくしたのではないかと言われてきた。

投機的と呼ぶかは別にして円キャリートレードのような動きは、足元では基本的には解消された状態だと思っている。

ただ、再びこのような動きが増えれば外国為替市場のボラティリティ(変動の度合い)が大きくなることにつながるかもしれないので、そういうことがないよう市場の動きを絶えず見ている状況だ」
・・・・
国際会議で日本は独自の立ち位置にいる
Q.ロシアのウクライナ侵攻や気候変動などをめぐる問題では、G20などの国際会議の場で各国の利害が一致せず成果文書を出せないことが増えている。
この現状をどう考えるか?日本はどのような立場で議論をリードしていくのか?

「どうしても世の中的には、成果文書ができるかどうかに注目がいきがちだが、合意文書ができなかったらG20や国際会議に意味がないのかといえば全然そんなことはない。

世界的に難しい問題が山積している状況であるからこそ、G7の先進国や、インドなどグローバルサウスと呼ばれるような国々、アフリカなどの新興国が一堂に会して意見を交わすのは、実はものすごく貴重な場だ。

こうした中で、日本は独自の立ち位置にいる。

例えば、日本はG7の中では唯一欧米ではなくアジアの国であること。

軍事的な状況では、G7で唯一NATOの軍事同盟に加入していない。

宗教的にも他のG7各国の文化とは異なっている。

ロシアのウクライナ侵攻や、ガザをめぐる問題など地政学的な話では、アメリカやヨーロッパが言うよりも、むしろ日本が言う方が意外と耳を傾けていただける場面は結構ある。

いい立ち位置にいることは、国としての大きな資産だと思っているので、それをいかにうまく生かして国際交渉を進めるのかが財務官の重要な仕事の1つだ」
・・・・
三村財務官は、国際金融や地政学的な観点で、数十年に一度しか起きないような“複合的な危機”が起こっていると指摘する。

10月以降、G20などの国際会議が続くが、議論をリードするその手腕が注目される。




関連サイト:金融市場は自民総裁選を注視、金融政策に影響の見方広がれば変動も  こちら

関連参考資料







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Last updated  2024.09.25 15:44:27
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