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カテゴリ:家族
まずはじめに。。。このたびの地震そして津波の被害で
亡くなった方のご冥福をお祈りいたします。そして今も寒い中を 皆で頑張っておられる被災者のみな様にお見舞い申し上げます。 忘れてはいけない・忘れられない記憶として長いですが綴ります。 3月11日朝から体調がすぐれなかった私はFurancさんで ハーブティーでも飲もうと。。近況を報告しがてら伺いました。 しばらくぶりだったので話に花が咲いていたのだけれど午後2時を 過ぎていたしそろそろと店で会った別の友達と店を後にしました。 その友人とまた道のかどっこで立ち話をしていましたが 私も買い物があるので別れて自宅前の島忠内にあるOKーストアへ・・・ ハーブティー効果か?トイレに行きたくなりスーパーの前にトイレに行き それからOKのスーパーかごをもって店内へ入りまずレタスを手に取り かごに入れた瞬間・・・・電気が消えて真っ暗になりました。 そしてぐらぐらと揺れ始めて・・・私はいつもより揺れは大きいなと 思いましたがまだその場に立っていました。しかし、どんどん揺れは大きくなり 至る所で商品が棚から落ちた音が。。。人たちは持っていたかごをそこらじゅうに捨て 我先にと走って逃げて行きました。 私はその集団に入っても怪我をすると思い少しだけ離れて店を出ようと しました。でも手にはかごが!!なぜか律儀にレタスも売り場に戻しに行き(笑) かごを元に戻して建物の外へ・・・ 冷静に冷静にと言い聞かせながら行動していたけれど内心は心臓が口から 飛び出そうなほどこわかった。。。泣きたかった。。。 ありがたいことに我が家は目の前だから・・・でもいつも通る通路は 資材とかが売られているので倒れたり天井が落ちてきては危ないと思い 回り道して自宅へ・・・ 小さなマンションの中庭に住民の皆さんが避難していました。 私は何よりも部屋に2匹でいる愛犬達が気になって気になって戻ってきたような ものだったので急いで部屋に行こうとするとマンションの皆さんに止められました。 でも怖がっているあの子たちを放っておけないので入室したところ 特に部屋の中の被害は引き出しがすべて開いていたぐらいで何も落下していなかったです。 愛犬たちは2匹で寄り添い震えていました。 急いで抱き上げ、トートバッグに通帳・バスタオル・生理ナプキン・ひざかけを入れて 再び外へ・・・OKの方からは消火剤のように泡が飛んできました。。。 出火かしら?? これはベランダから撮った避難しているみなさんです。 息子は津波があった千葉の九十九里に合宿で出かけていたので 犬を救出した後は息子と娘の事で頭がいっぱいです。。。 電話をしてもまったく連絡取り合えないし。。(泣) 情報を得たくても停電でPCも無理だし。 ただただ中庭でマンションの人たちと怖がっていると主人があわてて 帰ってきてくれました。気が張ってて分んなかったけれど荷物持って 犬2匹を抱いていて相当腕が痛かったみたいで瞬く間に筋肉痛が来ました。 娘も集団で下校してきてマンションの人たちも各部屋に戻ったので 私は地域の単独老人の所を一応訪問し無事を確認。。。みなさん気丈に 大丈夫と言っているので私もしっかりしなければと思いました。 家に戻りこれからが戦いです。停電は一向に治らず・・・ありがたいことに ガスと水道は大丈夫だったのでトイレを済ませガスで湯を沸かし 湯たんぽを2個作り暖をとりました。しかしどんどん暗くなり 寒くなり。。主人は自分の実家・私の実家を見てくると出かけて ますます心細く。。。(泣) 暖房もない・情報もない・音がない部屋に犬と娘と私。。。息子の安否が気がかりだし 気が狂いそうでした。 そして・・・携帯のワンセグなら点くと思いだしつけてみると。。。 東北の悲惨な状況が(泣)ショックでした。 私の状況でさえ不安だし軽度の被災と思いましたが比べようもなく。。 皮肉なことに道路1本向こうは電気が通っていたりと 同じ町内でもエリアによって・・電気が点いている家は私たちの恐怖・不便さを 知る由もなくテレビを見ながら情報を得ていました。 一方、私達は実家に避難することに。。 犬を自転車のかごに入れ先ほど詰めた荷物をもって真っ暗闇の町を懐中電灯と 自転車のライトで目を凝らしながら進んでいきます。。。 途中132号線という大通りを横断しなければならないのですが停電で信号機も 消えていておまけに警官の交通整理もなく。。。車は無情にも飛ばして通り過ぎます。 犬がかごから飛び出ないように押さえ、懐中電灯をくるくるとまわしながら 車に訴えなんとか止まってもらい急いで横断しました。その時の怖かったこと(泣) 実家はライフラインはすべて大丈夫だったので テレビを見ながら温かいご飯を食べて。。。そして息子とも連絡がとれ 無事が確認できました。 幕張で通行止めのためずっと止まっていると。。。無事でよかった!感謝です。 そして・・・安心もつかの間、暗黒の道を通りまた自宅へ戻りました。 寝巻を着て寝てもいいものか?すぐ飛びだせないかも?と思いましたが 疲れもピークでせめて寝巻を着て眠りたいと着替えて布団に。。 しかし、また揺れが来たら。。。と思うと不安だし電気はいつ復活するのか?とか さまざまな事を考えて眠れませんでした。 寝返りばかりうっていたところ23時ぐらいに突然明かりがつきました!! 本当にありがたかったです。急いで暖房をつけて部屋を暖め 諦めていたぜんそくの吸入もできてほっとしました。 しかし、まだ気は休まらず。。。吸入をしていると携帯に近所のおばさんより 着信が入りました。時間は0時をまわったぐらいでした。 おばさんは寝たきりのおばあちゃんと二人です。 寝たきりと言っても正確には少しだけなら起き上がれるし排せつも 自分でできますが。。。 そのおばあちゃんを置いて東京に出かけて地震に遭い電車もないので 帰ることが出来ず。。。様子を見に行ってくれないかと言われました。 正直、ぜんそくも出かかり体調は心身ともに最悪でした。しかし、 電気も通ったしきっと誰にも連絡がとれず困ってのことだろうと思いなおし 行ってあげると約束しました。 結局、寝間着に着換えたもののすぐにまた着替えなおしおばあちゃんが 寝ているお宅へ。。。戸をたたくとおばあちゃんは窓を開けてくれて 大丈夫だと・・・食べ物も十分にあるしトイレも済ませられたと。。。 安心して自宅に戻り早速おばさんに伝えると本当にありがとうと・・・ やっぱりこういう時は助け合わなきゃね。。。 そして疲れも手伝い、夜中の揺れにも気がつかずぐっすりと眠りにつきました。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年03月13日 22時46分46秒
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