行間4
さてさて「愛と復讐のネコ」如何でしょうか?作者一人で描いてるとそれが面白いのかどうか分からなくなってくるので、読者様の色んな意見を聞きたいところです。ところで、知りたいと思ってる方もいるかもしれないので、少しだけ本作品の裏事情をタネ明かししてみようと思います。それは第1話についてです。第1話のストーリーは、とある中年女性が自分の信念のもと、飼い猫の不妊手術をせず、それによって産まれた子猫を崖から落として殺すというもの(62ページ目を見ると、何気に一匹生存しているようだが…)。これは第2話以降とは全然関係ない話のように見えます。もともとこの話は、物語のもっと途中で出すつもりでした。しかしこの物語の基本設定は、動物愛護団体の異星人達が、動物に知性を与えてしまうというもので、「この漫画はそれを前提に話を進めていきますよ~」ということを読者にお知らせするために、冒頭として最初に持ってきたのでした。また、第1話の話は、とある事件を参考にしており、時事ネタだったので早めに出そうと思った…というのも理由としてあります。次回「行間5」では、この第1話を例にとって、私はどうやってストーリーを作っているかについて、分析します。