土のにほいをかぎながら
最近、狭いベランダでささやかながら緑を楽しんでいます。なんつって。ほうっておけば、勝手に育つハーブ。これはミント↓ああ、なんて楽ちんガーデニング。とはいえ、もりもり、わさわさ、後から後から葉っぱが出てくるので、毎日たまらず、葉っぱをちぎってミントティーなんぞにして飲んでます。セシウム入りだったりして!?(爆)←笑ってる場合じゃない でも、なにを思ったか、花の種をまいたりなんかして。インパチェンスという、ど素人にはとっても育てやすいという、強い花。アフリカ生まれの花。 平鉢にぱらぱらと、超小っちゃい種をまいたら、10日ほどで、ぴょっこり、ぴょっこり芽が出てきました。 かわいいねっ♪本葉が出始めたら、1つずつ、ポットに植え替え。 大きく育て~。大きく育て~。そして、きれいな花を咲かせなさいね。 なんちゃってガーデニングですが、小さな命に向かいながら、土のにおいをかいでいると、とても癒されます。 3月11日の震災、原発事故で、私の中の何かが壊れてしまったように感じる今日この頃です。国や東電の言っていることは、ただの「こうだったら、いいのにな」の希望的観測にしか聞こえず、果たして5年後、10年後、日本はどうなっているのか、と不安を覚えずにはいられません。 これまでも戦争や数々の公害で、名もなき罪もなき人々が大きな組織や権力の犠牲になってきました。そして今回の原発事故・・・。いつまで、こうした悲劇は繰り返されるんでしょうか。この反省も何もなく、全国の原発の再稼働を安易に求める経産省には強い憤りを覚えます。原発が動かないと経済が復興しない、それも正しいのかもしれません。でも、世界第二位のGDP(今は三位だけど)をたたき出したところで、自殺者年間3万人を超える国だったんですよ、日本は。 ほんとうの豊かさ、ってなんだろうね。 インパチェンスのちっちゃな芽に問いかける、2011年の初夏の日々でした。