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カテゴリ:せるふ・こんとろーる
こんちは、かもしだ(元ふぉ、ふぉ、ふぉー)です。
職場の引っ越しやら、除雪やらで腰ががぎゃがぎゃです。おお、この擬音は始めて使ったかも。 私の住んでいるH市の隣に、県庁所在地としては日本一の積雪量を誇るA市があるんですが、そこの「アール」というショットバーのマスターが、お客さんの話をヨーク聞いてくれるいいマスターでして、珍しいジンなんかも試し飲みさせてくれるホントにいいマスターさんなんです。 そいでもって、そのマスターさんの紹介で、自分の住んでるH市のバーに行ったところ、ここもまたいいマスターさんで、ちょっと無骨で怖いんですが、したたか酔っぱらって店のいい感じを壊しそうな物言いにも、柔らかく受け止めて話を聞いてくれました。 いつも行ってる、別のバーのマスターとママさんもいい人たちで、何でショットバーのマスターさんたちはこんなにいい人たちなんだろうと、思ってしまう今日この頃です。一昨日は、手作りのクリスマスプレゼントももらっちったし。 で、シゴトでいろいろな方の相談を受けたりするんですが、ヒトの悩みを受け止めるって、真剣になればなるほど結構連続ジャブを受けてる感じです。体調が良くないとなかなかヒトの相談にはのれんモンです。 一緒に悩み、自分の心がささくれ立っていくのを自認し続けるか、或いは相手の話を表層だけで受け流す技術を身につけるか、いずれかの方法しかないのかな、とか思いシゴトを続けてますが、どうも長くやると身体壊しそうです。 で、もうだめ、こりゃいかん、と言う段階で、紹介したようなバーに逃げ込みます。おねーちゃんやカラオケのない薄暗いところで、何気ない会話や、あーでもない、こーでもない、愚痴を言わせてもらったり、相づち打ってもらったりしながら、2時間ぐらい飲んで、いろんな事忘れて家に帰ります。たまにボトル入れたり、リクエストかけてもらったり、隣に座ったどっかの出張帰りのヒトと話し込んだりもしますが。 上司と酒を飲んで、どうこうコミュニケーションを取るとか取らんとか、いいとか悪いとかいってる人がいますが、頭が詰まってどうにもならないとき飲むなら、赤の他人の「いい人」と飲むに限ります。知ってるヒトと割り勘で飲むのも、たまにはいいのですが、割り勘である限り、「完全な聞き役」に廻ってくれるヒトはそう多くありません。飲んで愚痴言っても、消化不良になっちゃうこと多いです。 臨床心理士の方と飲んだ時には、どういう理由か知りませんが「このシゴト、自分の子どもには勧められませんよ」と言ってました。私も今のシゴト、とても子どもには勧める気がしませんが、ヒトに言うほどのものではありません。様子をうかがうと、臨床心理士のたくさん集まっている職場自体が「尋常」ではないらしいのです。人間関係を築くのにかなりの努力を要するらしいのです。 そりゃそうです。 修行を積んだ僧侶や、長年ショットバーを切り盛りしている人々ならともかく、もとを正せば、本だけで勉強し、職業としてヒトの悩みや相談を研究したり、意見を出したりするわけですから、辛くないわけがないです。 そういうヒトの集団は、端から見ると案外普通でしょうが、想像を絶する内面のバランス取りを要求されると思います。相談内容の秘匿義務もあるでしょうし。 臨床心理士のためのカウンセリングも大盛況、ということもなるほどです。 小さなトナカイのルドルフは、幸運が重なって立派な人生を歩んでましたが、彼自身の劣等感は、年齢を経るに従ってどのように変化していったのか、どうやって克服し続けたのか、じっくりとインタビューしたい気分です。 いや、インタビューじゃなく、こっちの話を聞いてもらいたい、って感じかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.12.24 23:06:59
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