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カテゴリ:おっかけている漫画群
こんちは、かもしだ(元プリットです)。最近首のもげない仲間が発売されました。
いきなり後書きの話で恐縮ですが、夏目房の介の「浦沢は「記憶」を使う」という行が気に入りました。なるほど、流石の表現だなあ。 これから読む方もいるでしょうから、粗筋とかは書きません。後書きへの感想中心で。 アトムを知らない世代でも、知ってる世代でもこの作品で丸抱えしてしまおうとしている、とも書いてましたが、これもなるほどです。映画的手法の完成度が高すぎる故に、実写映画化されにくい作品が多いのもうかがえます。ちょっとやそっとの監督じゃ浦沢原作には手を出せないでしょう。 第3巻に入り、物語はその骨格を見せてきたような気がします。登場人物ががちんがちんとかみ合ってキタ感じ。政治や戦争、家族愛やテクノロジー、ワクワク感の強い盛り込めるファクター全て盛り込んだって感じがあります。とわいってももちろん、原作のプルートーの性格や雰囲気もそのまま生かされてますし、浦沢らしさもしっかりとあります。 その辺のバランスが絶妙です。このまま進むとマンガの歴史に残る作品になること間違いありません。プラス、手塚の原作があるとはいうものの、今後もこのレベルで話を膨らませていくならば、世界的なSFの賞ももらえるかもしれません。 連載を読んでませんので、今どの辺まで話が進んでるのかわかんないですが、原作に忠実に話を進めると、相当辛い話になっていきそうですね。ああ、楽しみだけど辛い。わけわからんわい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.03.31 20:28:19
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