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カテゴリ:おっかけている漫画群
こんちは、かもしだ(元リチャード・ジュリアン)です。るるる~♪ もう20巻なんすね。感無量。作者は相変わらず淡々と単行本化をいじって楽しんでます。この作者のように、単行本に付加価値をきちんと付けてくれる作家が少なくなりました。サービスって大事ですよね、いやほんと。 で、中身に関しては基本的にまだ読んで無い方のために書きませんが、一段落つきました、っていうかついたんだろうな、きっと、って感じです。百琳姐さんの顔がなんとなく変わってます。久しぶりに描いたからでしょうか。なんちて。 18.19巻あたりで、北方開拓時に捨てられた日本人の子どもとアイヌの人々、ロシア系の近接民族の接触や関わりを描いたり、南方系の仮面をかぶらせ言葉の通じない剣士を登場させるなど、縦に長い島国に集う様々な民族の生き様を描く辺りの物語の膨らませ方が「粋」であります。 作品を通して、現在の社会に問題提起してるわけじゃないんでしょうが、っていうかそういう気持ちはあっても表にあからさまには出さないと思われる作者なので、丁度いい塩梅で作品の流れに説得力と深みを加えてきています。 海外でも人気があるということで、作者の沙村さんはぜひ各国を行脚して「これはかなり大げさな時代劇です。ホントの江戸時代の史実ではこのようなキャラや武器は実在しませぬ」という、画力の高さがもたらしてしまった本物らしさのもたらす功罪への弁明とギャイコクジンへのサイン会の旅に出かけて欲しいものです。 北の零年はともかく、どろろも公開されますし、武士の一分もそう、今日の笑点でも時代劇漫談やってました。アニメでも、ちょっと今風のテイストが強い感じの、原作はマンガの時代劇が増えてきてます。妖奇士(あやかしあやし、と読むらしい)は見始めました。とりあえず4話までは面白いです。 ラストサムライで本格的な日本文化紹介の機運が高まり、いまだにその勢いが国内外にひたひたと漂っているこの時期です。10年選手のムゲニンには、フランスのBDあたりの芸術的な扱いをしてもらえるよう、側面支援とか関係者にはがんばってもらいたいものです。作者は其の気ないみたいなんで。 特に角川とか、金城武あたりを卍(主役)にはって、実写映画化してくれんかな?みたいな。会社が違うから無理だな。とほほ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.11.05 21:13:43
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