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カテゴリ:発想の小転換
学校にはいろいろなヒトが勤務してます。
勤務してるヒトばかりでなく、専門の業者さんとか来校する保護者なんかを入れると、いわゆる「学校関係者」は数え切れないぐらいいるわけでアリマス。 実は、身近なところのニュースで、技能主事、昔風に言うと用務員さん、が生徒に体罰を振るい処分を受けたことがニュースになりました。 この技能主事は、職務の範疇を超えた形で、学校のバレー部の指導も引き受けてました。ま、ボランティアでしょう、きっと。最近の中学校の教諭は、運動部の顧問をやれるヒトが激減してますので、その余波でもあるのでしょう。 あるとき、部員の1年生が、(反抗的な態度をとったかどうかは、わかりませんが、)技能主事さんのいうことに耳を貸さなかったらしく、部活での指導よろしく、放課後じゃない時間に平手で叩いて指導をしたのだそうです。 教師による生徒への体罰は厳重に禁止されたますので、学校職員ということで、教師に準じた形での禁止が適用されますので、おそらく、技能主事の部活指導は今後一律で中止されちゃうでしょう。 教員で顧問やるヒトがいないために、こっそりと技能主事に顧問をお願いしてた校長も、もはやこれまでです。校長自らが部活の顧問やるとこも出るんじゃないかな。 いきおい、つぶれる部活や、滅茶苦茶に統率取れなくなる部活が激増すると思います。 生徒からの申し出で事態が明るみになったわけですが、技能主事は懲戒1ヶ月、教育長、教育部長は口頭による厳重注意が言い渡されました。 この調子でいくと、全ての「学校関係者」や職場体験とかで「しっかりやれよ!」と肩を叩いた店長さんが、女生徒にセクハラで訴えられちゃったりする日もそう遠くはないな、と思った次第です。 そんでも、少し我慢して、放課後に理由をちゃんと固めて、バレーボールでの特訓にすれば、処分食らわずにすんだのになあ、とかとも思いました。 ヒトは、二人より三人、三人より十人集まれば、必ず易きに流れるものと思います。 ヒトは基本的に他人に厳しく、自分に甘いいきものなので、利害の応酬の果てには論理より感情が優先される場合も出てくるでしょう。 日本全国で同様の事件が多発しても、文科省は体罰厳禁を貫くでしょうね。「全体から見た学校関係者による体罰の%はまだまだ低い。よって現行の法律どおり」とか言って逃げの方向にいくでしょう。 ヒトをヒトとも思わぬ言葉がけや、何度心を込めて注意しても聞く耳を持たない十五才男子とかに、平手で毅然と挑んでいくヒトが今学校で教師として求められている気がしてしょうがないんすけど。 性善説に基づいた子どもの指導と体罰の禁止は、全ての子どもが落ち着いた親たちや温かい地域によって健やかに育てられていることが前提としてあると思います。 野獣の様に育ってしまった中くらいの大人につきあうまたは接するには、生理的におっかない気持ちになるような天敵の存在をあてがい、群れることを阻止し、場合によって体罰を施すことが必要なのかもしれません。殴る方が常軌を逸しているような精神状態ではアレですが。極論でしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.21 21:50:01
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