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カテゴリ:映画
やや、ネタバレなので、これから映画見る方は、ご遠慮くだされ。
なんかの本で、昔ちらっと読んだんですが、宇宙のどこかに人類のように知的生命体(仮に十分に知的でないにしても)が存在するには、人類のような炭素系の生物系か、珪素系の生物系のいずれかの可能性が高い、という記事がありました。ニュートンだったかな? 今回のへんりー・じょーんず・じゅにあの冒険は、この見解がベースになっているようですね。 珪素系人類の骨格と謎めいたクリスタル・スカルを結びつけたのは、凄いなあと思います。多分、オリジナルではなく、どっかのSF小説からひっぱてきたとしても。 にしても、このシリーズのストーリーからは、アメリカは何が何でも「200年以上の歴史」が欲しいのだ、ということとが滲み出ているような気がしますし、スペイン人が全部、ぶっ壊していった、ということを逆手にとるやり方が「うまい!」と思いました。 当時のソ連の超能力開発も、うまい味付けでした。超能力については、大友克宏のアキラのような、真正面なアプローチではないので、今ひとつのコンテンツになる可能性があったと思うのですが、狂言回しのケイト・ブランシェットの演技の旨さが、ラストの無茶ぶりに無理なく繋げる要因になっていたと思います。 「うん、そうそう、ありそう、ありそう」「否定する材料無いよね」というネタをバンバンつなげて、仮定の上に仮定を重ねるところは、到底大学の先生らしからぬ暴挙なのですが、荒唐無稽、という言葉が一番ぴったりきそうな映画でしたし、何といっても見終わったあとの気分爽快感と40年前のテレビマガジンなどの「空想科学イラスト」を思い起こさせる、そんな懐かしさも二重丸の映画でした。 あそこまで、やったのなら、当然、ジョーンズ博士としては、(クライトンの「コンゴ」ネタとかぶりますですけど、)人類の文明の起源とアフリカの古代文明を探りにいきそうなので、次回作を期待したいところですが、もはやカラダが動かないだろうなあ、ハリソン。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.07.13 15:49:25
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