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カテゴリ:のどかな一日
やや回復しましたが、今回のトラブルに関して、午前中昨日よりさらに上の方より、直接、担当と話したいと憤慨した電話がありました。
ウソをつかず、順を追って丁寧に説明しました。 「まちがいと、き○がいは、どこにでもある。でも、以後は繰り返さないように」と理解を示してくれました。 しかし、正確に言うと、上の方が口にした「間違い」とか「うっかり」というレベルではなく、「事業に関与する不特定多数の方の行動を予測できず、万一、不測の事態が生じても、悪影響が最小限に済むようなセーフティーネットを構築していなかった」ということによる、システム構成上のミスなのです。 システム構成について積極的に介入できる立場ではなく、また、大人数が同時に動き、さらに、個々の活動の自主性にゆだねられてはじめて円滑に動き出す類の事業のため、次年度の改善の方針をひねり出すことにはいささか苦労しそうです。 お金が無いので、事業に関わる方々のほとんどがボランティアで構成されてます。それゆえ、担当からの「統括」や「一元的管理」が不能です。そもそも従う義務はありませんし、縛りがきついとモチベーションが低下しますので。 長い期間をかけて築き上げてきた信頼関係を拠り所とした、「お願い」のみが有効な事業です。おそらく、上のヒトの時代には、これほどの貧弱な予算での事業執行はありえなかったのではないかと思います。それゆえ、ある程度の理解を示してくれたのでしょう。 決して「お金」だけでヒトが動くとは思いませんが、「お金」がないと、本来、統括や管理に廻る担当が、日常的な下働きを兼任する状況を強いられ、全体の俯瞰がままならないような業務形態に陥る危険性を肌で感じています。 一番の改善方法は、「私の転勤」もしくは、「この事業からの撤退」なのかと思うほどです。 全然関係ないけど、中央省庁なんかも、こんな感じのトラブルが多いのかもしれないな、とか思ったりして。 日本人の勤勉さは、スタンダードという概念と組み合わさって、後戻りできない競争に劇的につながります。さらに、もったいない思想の深層意識化が、スクラップ&ビルドを阻害し、仕事の絶対量が増えます。 みんなで、ゆっくりと仕事できて、みんなで、ゆっくりと生活できる世の中にならないかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.02.04 21:53:48
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