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テーマ:TVで観た映画(3875)
カテゴリ:映画
【中古】洋画Blu-ray Disc バーン・アフター・リーディング【画】 コミカルなスパイ映画、という印象だったのですが、これは人間の弱さを描いた映画ですなあ。 登場人物の欲望、不準備、浅はか、いきあたりばったり、自己中心が次々と描かれていきます。人間って馬鹿だなあ、と思うことしばし。 映画が進むにつれて、四歳児くらいが大人の仮面をかぶって演じているのではないかと思うような奇妙な感じがしてきました。やはり、芸達者な役者が揃うと映画は俄然面白くなりますねえ。 「ああ、おもしろかったあ」と見終わって、その後しみじみ考えたのは、就業による社会的なステイタスは、年月や実績を重ねて重厚に、あるいはしなやかになっていくものなのでしょうが、内面的な成長は、真っ当にヒトと関わることや、本や映像からインプットすることでしか得られないものだということ。 世の中にはいろいろな大人がいます。 偶然に、四歳児くらいの内面しか持ち得ない大人が集まると、世界中どこでもこの映画みたいなことが起こりえるのかもしれませんねえ。 あ、少年のような心を持ち続けるよき大人、というポジティブな考え方も容認できますけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.21 11:07:06
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