1リットルの涙・・・。
1リットルの涙の話ってアタシもそうかなって思う。歩き方が、前と違う。字も下手くそになっていった。上手く話せない。記憶が飛ぶ。ご飯ものどにつっかえる。握る手が握力が足りなくなった。階段の上り下りも怖くなった。呼吸もしづらくなった。親、兄、友達、彼氏。あんなアツいお父さんじゃないけど、タマ父も、タマのために出来る事をタマのために、頑張ってる。タマ母は、タマのためだけに無理をしてる。笑顔は絶やさないけど、色んな人に、色々言われてる。タマ母は、タマのためにそんな心無い人たちの言葉を一身に受けてる。発症がわかったとき、自分を責めてた。お母さんが悪いわけじゃないのに。タマ兄は、初め、信じてなかった。病気なんかなりやがって、よえぇな。って。けど、アタシが入退院を繰り返すうちに、信じ始めた。通院のたびに、ちょこっとタマや、タマ母の顔色によって、「また入院?」ってお母さんに聞いてる。一応気にしてる。寒い、暑い季節は送り迎えしてくれた。そんな家族の元で支えられてタマは生きてる。意地悪な友達は、タマの筋肉が足りないとか、変だよとかゆってた。友達じゃないよね、そんなの。ホントの友達は、歩きづらいアタシを気遣い、駅まで送ってくれたり、一緒に行動してくれた。友達ってそういうものだよね。元カレは、始め、自分のせいだって言ってた。そのうち、タマの日頃の行いが悪いから入院になるんだって言い出した。タマは、どうしていいかわからなくなった。元気な頃より、行いはよくしてるつもり。なのに。。。っておもった。たくさん泣いた。泣かない日はなかった。どんどんキモチは離れていった。出来ない事は増えていった。でも、今彼は、タマが笑っていればいい、笑ってくれ。ってゅぅ。タマの笑顔だけを見ていたいって。タマから悲しくて流す涙は消えた。笑っていられる。笑ってることによって、病気は進行してない。多発性硬化症。タマの病名です。脳神経伝達回路と、脊髄神経がちょこっと阻害されて、上手くいかなくなる。自己免疫疾患です。色んな人に、たっくさんの迷惑をかけてる。ありがとう、ごめんね。あのノンフィクションドラマは見る度にそんな周りを思い出して、涙は出てくる。見せないようにする家族を見るとちょっとつらいかな・・・。