闘志なき者は去れ。
そういって草創期の弱小カープの士気を鼓舞したのは第2代白石監督であるが、本当にその言葉を、令和の今、カープの選手に差し上げたい。何考えてるんだよ、いったい。いや、もっと言わせていただければ、この言葉を大瀬良大地に捧げる。申し訳ないが、試合途中でぶち切れてしまいそうになった。そりゃ、人間だから調子の悪い日だってあるだろう。毎回毎回完璧なピッチングができよう訳もないことは分かっている。しかし、今日の打たれ方はあまりにも悪すぎた。あれではチームのモラールが下がる。事実、今日のオフェンスは全く精彩がなかったし、その原因は100パーセント大瀬良にありといっていいだろう。在広プレスを使って今日の試合の重要性を煽り、そのための大瀬良なんだとさんざん言っていたにもかかわらず、それを自分でぶち壊していれば世話はない。加えて言えば、3回4失点を喫して降板するときの表情は、全く覇気がなかったし、何か淡々と退場していく感じがした。その後のベンチでの表情も何かぼんやりしているといったほうがよかった。これではいけない。どこか悪いのではないかと勘ぐったくらいである。いや、そう言ってほしいくらいだ。あれが後半戦オープニングに際しての「エース」の表情だったとしたら、もはやカープに明日はない。本当に今日は、もうどうせならノーヒットノーラン食らって負けたらいいのにと思った。そのくらいの大恥かいたら、大瀬良も、いやチームもファンも目が覚めるかもしれないと考えたからだが、まあそうはいかなかった。これでは明日も期待持てない。もっとも、ある意味悪い空気も読めないであろうアンダーソンが先発ではあるが。ちなみに、今日倉敷マスカット球場で行われたウェスタンリーグの対タイガース戦は、2-0で勝ったのだが、遠藤ーケムナの継投によりノーヒットノーランを達成した。それだったらいっそのこと一軍もノーヒットノーランですっきり負けておけば、同日同チームの一軍と二軍でノーヒットノーランの当事者になるという珍記録ができたのに、ある意味残念だ。もっとも今日のタイガース、コロナ禍で内野手が二人しか揃わず、捕手の片山がサード、外野手の小野寺がショートを守ったほどの手負い状態だったから、あまり胸は張れない。まあ、そんな与太事をいいたくなるほど、今日は腹立たしい。来週の金曜日の先発は、遠藤でいいよね。広島東洋カープランキングBlogPeopleSIGMA People