ああヒロシマよ君を泣く。その6
今日のオープン戦は,雨のために2回裏ノーゲームとなった。さすがにこれでは内容をどうこう言うわけにはいかない。しかし,あまり褒められた展開ではなかったことは,確かだ。攻撃はヤングマンから5安打放ちながら1盗塁死2併殺で無得点。まあこの時期だからやむを得ないところはあるのだが,正直かなり失望した。併殺打は結果論のようなところはあるのだが,それでも2イニングス続くというのは良いこととは言えぬ。そして広輔の盗塁死。昨年と違ってボークの基準が不明確なところもあるからスタートが切りづらいところはあるのかもしれないが,見ていてちょっとがっかりした。まあ本番にはたぶん出てこれないピッチャーだろうと思われる(いや,外国人枠の絡みでね)のだが,もうちょっと修正してもらわないといけないだろう。先発の大瀬良は内容は比較的よい方の部類に入ると言ってもよかったのだが,いかんせんゲレーロに一発を食らった球は落第点だ。シュート回転して真ん中長打コースにはいるボール。この癖が抜けないようではとても先発で安心して回せるとは言い難い。正直岡本和真を打ち取った球も全く同じ球だったから,長打攻勢喰らってKOされる可能性すらあったといわざるを得ない。幸いに今日の試合の結果はなかったことになるので結果的にはどうでもいいといえばそうなのだが,実戦での調整具合を見るという観点では正直相当不安が残る。昨日の試合もしかり。在広プレスでは予想通り薮田の出来がよかったことを大きく取り上げていたのだが,薮田は正直昨年ベースと言わずともそれなりの結果を出すことを期待されている選手である。この時期に出遅れていたら大事というべき選手なのであって,手放しで良かったというわけにはいかない。それより藤平に手も足も出なかった攻撃と8回表の長井とオスカルの大乱調を憂うべきなのである。まあ長井とオスカルについては1回で切るほどのことはないと思うし,情状酌量の余地もあるのでしばらく様子を見てもよいと思うのだが,ここに来てグラウンド上のアクシデントで離脱する選手が相次いでいる。しかし,これもある意味あり得べきこととして算段しておかなければいけないことだけではある。その準備が組織としてできているか,そしてそうなったときにトップが適切な判断ができるかというところが大事なのであって,その点について,私はかねてから疑問を呈しているところである。しかし,多くのカープファンの見立ては,それが甘いと言わざるを得ない。次のオープン戦は今週末である。それまでに組織として修正ができるか,そして今度こそ勝利という結果を残すことができるか,三連覇をするというならば残された課題は多かろう。Aクラスに甘んじていいというわけではあるまい。今年も優勝して,そしてその上を目指すというならば,並大抵のことではできませんぜということであって,これはたぶん誰でも分かることだろうと思うのだが。やっぱり勝負事は勝たないと。BlogPeopleSIGMA People(告知)姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。