店主謹白 本日休業
本当なら,バファローズマジック1再点灯の記念記事を書きたかった。しかし,それははかなきこととなった。おかげで今頭の中は真っ白である。何か書けと言われても書けることはない。最後の最後まで,バファローズは食い下がった。あわよくばの場面もあった。けれども最後は延長サヨナラという幕切れ。扇の要の伊藤光が人目憚らず泣き崩れ,あのT-岡田がやはり人前で涙を見せたのである。高校野球ならともかく,プロ野球でこれだけウェットな幕切れを見せたのも珍しいのではないか。そう言えば敵将秋山も,決勝打を打った松田も人目憚らず泣いていた。それだけ両チームが死力を尽くしたという証拠だろう。これぞプロフェッショナルである。こう言う野球を,われわれカープファンは見たいのである。スクワットだけに興じているファンはどうか知らないが。それでも感心したことは,森脇監督が最後まで凛とした表情を崩さず,選手をレフトスタンドのバファローズファンの前まで自ら誘導し,応援への感謝の挨拶を促したことである。その姿,むちゃくちゃかっちょええの一言に尽きる。どこかの監督のように負けたら人より前にすたこらさっさと逃げていってろくなコメントも残さないのとは大違いだ。これだけを見ても,4年前に森脇監督がホークスから理不尽に解任されたときにカープがヘッドコーチ格で招聘しておればと思ってしまうのである。それを反故にしたのが松田元の無礼な態度であったことは,もっと知られるべきである。そうだろう。この試合に敗れたことを人一倍悔しがっているのは,森脇監督に違いないのだ。選手会ゴルフコンペの最中に呼び出されて解任を告げられるという理不尽な仕打ちを受け,ホークスを去ったのであるから。満員のヤフオク!ドームでバファローズの監督としてこの試合を取って,ヤフオク!ドームを水を打ったように静かにさせることによってその遺恨を晴らしたいという思いがあったに違いないのである。ただ,幸いなことにまだポストシーズンゲームが控えている。いや,その前にまだ2試合残っている。きっと森脇監督のコミュニケイション能力であれば,さらに選手を奮い立たせて,来たるべきヤフオク!ドームでのリベンジへ向けて今夜から動き出すことだろう。まあ今日はこのくらいにさせていただきたい。贔屓チームの敗戦,V逸という事実は心の中に重くのしかかるのである。だからこそだ。23年も優勝から遠ざかっているチームに対して,いや優勝することを放棄するかのようなチーム作りをしている球団のトップに対しては,自然と厳しく当たるようになるのである。もしカープが日曜日の試合に敗れて3位になったり,またCSのファーストステージで敗れるようなことがあれば,本気で打倒松田一族を考えなきゃならん時が来たかもしれないな。どのような形でカープが今シーズンのペナントレースを終えるかは分からないし,もちろん私はなお日本一を諦めていないのだが,今年あれだけ期待させておいて最後無様な幕切れで終わると言うことは,全くもって許しがたい背信行為である。その責任を,もはや当事者能力を失っている野村謙二郎のあほうに向けても意味はあるまい。その矛先は,自ずとひとつに向かうだろう。その方法論はあるかって?それは今言えないな。BlogPeopleSIGMA People