中田ヒデの引退表明から一夜明け、テレビや新聞で
その衝撃の大きさが伝えられています。
昨夜、ドラマを見ていたらニュース速報が流れ、ヒデの引退を知りました
代表からは引退かな、と感じてはいましたが、現役から引退するとは驚きました。
私は、ヒデのファンという訳ではなかったけれど、彼のプレーは好きでした
ここぞという時、「やっぱヒデだなー」と思う事が幾度となくありました。
今回のW杯もそうです。
誰よりもピッチを走り回り、必死にやっていましたね。
でも、ヒデのこういう引退には寂しさが残ります。
「孤独な王様」のまま、去って行く。
ブラジル戦後、センターサークルに倒れこんでいるヒデに歩み寄ったのは、
宮本とスタッフだけでしたね。
それは、周囲が「そっとしておいてやろう」と気遣ったのではないと思います。
あのシーンを見て、ヒデには本当のチームメイトって居たのかなーと私は感じました。
スマートで完璧主義に見えるヒデが、敗れて涙を流しながらピッチに倒れている。
それでも、特定の人しか歩み寄って行かなかった。
寂しい光景でした。
引退後も、頭脳明晰・語学も達者なヒデのことだから、色んな計画があるのでしょうね。
まだ若いし、心の中に壁を築かず、本当の自分をさらけ出して、たまにはかっこ悪い
自分も見せて、王様から野に下ってみるのもいいんじゃないかなーと思います。
いずれにせよ、日本サッカー界に名を刻む選手でした。
心と身体をゆっくり休ませ、次の旅へ出発して下さい。