【A.】
基本的には避けた方が無難です。
というのは、朝起きた直後は、
身体が寝た状態から覚醒した状態に切り替わる、
交感神経系と副交感神経系の二つの自律神経の
バランスが大きく変化するタイミングにあたります。
この時期には、自律神経の指令下にある血管の
血流調節や心臓の興奮性が大きく変化し、
血管の一時的な狭窄や血圧上昇、不整脈が
起こりやすくなります。
運動は自律神経の影響を強く受けますので、
自律神経の安定していない状況下の運動には注意が必要です。
もし朝に運動するのであれば、本格的に運動する前に、
ゆっくりと身体を動かしてウォーミングアップしてください。
また、寝ている間の脱水傾向により
血液粘度が上昇しているおそれがありますので、
水分を補給してから運動することも忘れないでください。
さらに、寒い季節には室内と外気温との差から
血管収縮が起こりやすくなっていますので、
出かける前に衣服の保温性のチェックも忘れないでください。