ショック…
この前、ステッチの先生からメールが届いた。内容は、今の相方と一緒では辛いのでは?というようなこと。あと、宿題のことやもろもろ…。これを読んでメールをくれたのか、それとも前から気になっていたからくれたのかはわからないけど…。レッスンは一週間が始まる前の休日の夜の時間帯だし、次の日は会社だし、私は少しでも早く帰りたいから、終わったらさっさと帰っちゃうしね。先生からしても、メールで伝えるしか手段はないわけだけど。で、ずっと言わなかった鬱のことや、母のことがあって休日も忙しいということをその返事で書いた。もう一つのビーズ教室がとても楽しくて、そのお教室に居る時には鬱の状態も出ないから、その先生には鬱のことは話していない。変に気を遣わせちゃうのも、先生が可哀想だしね。そのお教室は、もうすぐ通って一年になるかな。一度も嫌な思いをしたことが無いし、相方が初心者だから、こっちでは逆に私の方が慣れていて、先生の手がかからないけど、べつにそれだから立場がどうだってことも無い。それに、相方やたまに加わる初心者らしき人が先生に質問していても、慣れていないからそれが普通だ、と思って見ている。先生も、それが普通だと思ってやっているのがよくわかる。だから、もっと楽しい時間を増やしたくて、ステッチの教室へ行き始めた。当然、楽しいことをするわけだから、鬱のことは先生には話していなかった。認定を取る、っていうことは、二の次で、とにかく楽しい時間を増やすことで鬱状態が少しでも解消されるといいな、って思った。このことも、メールには書いたけど。この前の宿題が雑だったことの理由も、書いた。体がついてゆけなかったこととか、心療内科で薬をちゃんと出してもらえなかったこととか。本当は、鬱のことは、ずっと黙っているつもりだった。でも、ステッチは実際に始めてみたら、結構難しかった。自由に好きな作品を作り、自分のペースでやっていけるもう一つのお教室と違い、決まった課題を、決まった日に仕上げてこなければいけない。レッスン中に理解していないと、そのまま間違って進んでしまう。先生は、わからなかったらそこで止めて、次に持ってくるように、と言うけど、そんなことをしたらどんどん遅れていってしまう。もう一つのお教室の先生は、メールでも電話でもいつでもオッケイだけど、ステッチの先生は、働いているからそうもいかないみたい。おまけに、相方は稀に見る優秀生徒。レッスン中は質問をしなくてもすいすい進んで編んでいくし、宿題は完璧に仕上げてくる。そして、先生から「完璧だ」と褒められる。比較するな、って言われても、鬱の私からすれば、もうちょっと初心者らしい生徒さんと一緒だったら気が楽だったかな、とも思う。このままでは、単なる「やる気の無い生徒」と見られてしまいそうだったので、思い切って、ステッチの先生に鬱のことや実家の事情を打ち明けたのに、その返事でくれたメールに、「はなままさん(本名で書いてあったけど)の理解は、標準に比べると少し時間がかかる」ということと、通常の回数(16回)を超えても構わない、というようなことが書いてあった。私は、16回なら通える、っていうつもりでいたのに、一度補習を入れられちゃったし、もうこれ以上ゆっくりやるつもりは無い。それに、もし、母が入院することになったら行けなくなっちゃうし。「標準の理解力」ってなぁに???鬱ってこと、本当は話したくなかったけど、思い切って話したのに、それを「標準より劣る」って書くなんて…。じゃあ、「標準の理解力」相当か、それ以上の人っていうのは、先生がテキストを読んだだけで理解するの?たった一度のデモで完璧に理解できるの?実物の完成品を見ないままでもすいすい編んでいけるの?(私が行っているお教室では、実物はショップの壁にかけてあって、手にとって見ることはできません)宿題の途中でつまずいたり、間違えて編んだりすることは絶対に無いの?鬱病患者は理解力に欠けるから、ステッチしない方がいいのかなぁ?私だって、時間さえあれば、もっともっといろんな作品を作ってみたいに決まっている。でも、宿題で精一杯なんだよ…こんな生活をしていると。テグスのお教室の作品の復習もしたいけど、やっていない状況で、私なりには頑張っているつもりなのに。本当は、会社の人にもカミングアウトして、助けてもらいたいぐらいこの病気はやっかいだと思っている。だけど、それを隠して(上司と支店長、同僚一人以外)こんなにプレッシャーのある仕事をして、休みは休みで母に気を遣っているから、症状はなかなか治まらない。だから、自分が笑って楽しめる場所を増やしたかったのに。あー、ブログにはもうこんなこと書きたくなかったけど、どうしても、書きたくなってしまった…。っていうか、鬱であることを知っている人に話すのって、すごく勇気がいること。私だって、こうなる前は、「鬱病になる人なんて、どっかおかしいんだ」っていう偏見を持っていた。どこがどうおかしい、って断定できないけど、「普通じゃない人がなる病気」だと思っていた。だから、自分がまさかこんな風になるなんて思っていなかった。鬱病は、誰でもなる可能性があるし、もしかして気づいていないだけかもしれない。鬱病患者が一番傷つくのは、「人より劣っている」って言われること。ただ、ストレスでそうなっているだけなのに、まるで「頭が悪い」って言われているようで、すごく沈む。絶対に言ってはいけない禁句だと思う。