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城島FA宣言、メジャー挑戦「正捕手確約が条件」
2005年10月31日(月) 17時1分 夕刊フジ 超強気のメジャー移籍宣言だ。ソフトバンクの城島健司捕手(29)が31日、正式にFA宣言し、福岡市内のホテルで記者会見。「正捕手として自分を迎え入れてくれる球団」を条件に、メジャーリーグに挑戦する意向を表明した。実現すれば、捕手では史上初の日本人メジャーリーガーとなる。 城島はこの日午前、角田雅司球団代表と会談し、その席でFA権行使の申請文書を提出。その後正午から、本拠地福岡ドームに隣接するホテルで記者会見に臨んだ。 「(今年7月にFA資格を取得した段階から)ホークス残留か、メジャーか、と言ってきた。どっちにするかは決まっていない」としながらも、「これで正式にメジャーの球団と交渉のテーブルに付けることになった」と意欲満々。そして、巨人など、日本国内球団への移籍の可能性は、「ないと思います」と否定している。 メジャー移籍に備え、米大手マネジメント会社「csmg」と契約することも明かした。同社は、田口(カージナルス)、カブレラ(西武)らの代理人を務めるアラン・ニーロ氏などを抱えている。 今後はcsmgと、メジャー球団との交渉プランを練ることになるが、驚くべきは、城島がメジャー球団に突きつける入団の条件だ。 「キャッチャーというポジションが、まだメジャーリーグの中で(日本人が)挑戦していない部分。いま自分が日本でやっているプレーを向こうでアピールできて、初めて挑戦する価値がある。ですから、正捕手として自分を迎え入れてくれる球団。マイナーでやっても、自分の意図と違いますから…。簡単ではないと思いますが、メジャーで正捕手として僕を雇ってくれることが条件になると思います」 過去に例のない日本人メジャー捕手については、コミュニケーションの問題などを懸念する声もある。だが、城島は堂々とレギュラーポジションを要求した。今後、代理人が交渉の中で、開幕スタメン、最低出場試合数の確約などを契約条項として盛り込むように、要求することが条件となった。 メジャー30球団中、城島の移籍先の本命を挙げるとすれば、イチローが在籍し、長年レギュラー捕手を務めてきたウィルソンが今季限りで引退したマリナーズだろう。松井稼頭央のいるメッツも、正捕手のピアザがFAとなり移籍が濃厚で、城島に興味津々とか。そのほか、ヤンキース、パドレスも候補といわれる。いずれにせよ、モリーナ(エンゼルス)、ヘルナンデス(パドレス)らFAの大物捕手の動向次第の面もあり、予断を許さない。 一方のソフトバンクは再契約金、出来高を含む3年・総額約25億円(推定)の条件を用意し、残留を要請中。城島はこの日も、「進路決定後、最初に報告するのは王監督か?」と質問を受けると、「自分はそれが筋だと思っています」と答えた。 FA権行使の文書はすぐさま、城島と球団の連名でコミッショナーへ送付され、11月8日にコミッショナーから公示。翌9日から日本国内、海外を含む全球団との交渉が解禁される。 [ 10月31日 17時1分 更新 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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