私の好きなオムスビとおばちゃん
通勤の途中、コンビニに寄ってお昼ご飯を買っていくことがあります。 しかし私の通勤時間が微妙なのか、朝仕入れたお弁当が大方売り切れ、次の補充までまだ少し時間がある、というあたりに立ち寄っているらしいんですな。ですからいつもお弁当コーナーがガラ~ンとしちゃって、選択肢がすごく少ないのがちょっと悲しい・・・。ま、私は昼はあまり食べないので、オムスビが一個くらいあればいいのですけど、そのオムスビもほとんど残っていないんです。 でもどういうわけか、いつも「鶏五目」というオムスビだけが一個とか二個、残っていたりするんですよね。あれはどうしてなんだろう。人気ないんですかね。私は好きなんですけど「鶏五目」。 で、今日も、「僕の鶏五目~」などとつぶやきながら店に入ったのですが・・・。 ガーン! ない。私の「鶏五目」が・・・。 代わりに置いてあったのは、「受っカルビ」という名のオムスビでした。牛カルビ入りのオムスビらしいですけど、なんですかこのネーミングは・・・。 受験シーズンなんですなぁ。 ま、それはさておきこのコンビニ、いつも通勤途中に立ち寄るコンビニなので、何となくレジのおばちゃんとも顔なじみになってくるんです。ま、よくあることですが。 で、このおばちゃん、1年くらい前からこのコンビニで働いていらっしゃるのですけど、このおばちゃんに初めてレジを打ってもらった時、私は一瞬ハッとしてしまったのでした。というのもこのおばちゃん、どういう事情かは知りませんが、左手の手首から先がなかったからです。 もちろん、一瞬ハッとしただけで、別にどうということはありません。 で、それ以降、そのおばちゃんのレジに並ぶ時は、買う品物のバーコードがなるべく上になるようにカウンターの上に置いてあげるようにしていたんです。ま、当然ですよね。でも、そういう気持ちが通じたのか、いつしか私が店を出る時、とても心のこもった声で「行ってらっしゃいませ!」と言ってくれるようなったんですね。それが私も嬉しくて、今ではどうもそのおばちゃんに快く送り出してもらわないと、何となく気が済まないような感じなんです。 やっぱり、仏頂面した若い学生アルバイトみたいなのより、私はこういうおばちゃんの方がいいですなあ。お互い、心が通じるんですもん。 それにしても、レジ打ちに多少時間のかかるこのおばちゃんを敢えて雇ったファミリーマートもえらい! 名前を出して褒めちゃいましょう。 ということで、今日は「鶏五目」オムスビは食べられませんでしたけど、いつも通り、おばちゃんの一言に送り出されて、いい気分のワタクシなのでした。今日もいい日だ。