雑誌『レオン』に絶句
愛車プジョー306が3回目の車検を迎えたので、ディーラーに入庫してきました。 今回の事前見積もりは約20万円。この時点で既に国産車の場合と比べ2割くらい割高ですかね。しかもこれは「何もなければ・・・」の費用なので、もしあちこち修理すべきところが出てくると、これに加算されていくわけです。前回の車検の時はタイミングベルトを交換したこともあって総額30万。今回はそこまでは行かないと思います・・・というか、思いたいです。 車検の時期だけは、外車に乗っていることが辛くなりますなぁ・・・。 それでも、私の愛車はフランスの大衆車・プジョーだからこれで収まっているので、これがベンツとかBMWとかポルシェになると、こんな額じゃ済まないそうですからね。たちどころに50万円コース、100万円コースになるという話も聞いています。ま、そういう車に乗っている人は、そんな出費、痛くも痒くもないのでしょうが。 それにしても、ほんと、車検制度ってどうにかならんもんですかねえ。今どきの車は故障しないんですから、2年毎に車検通す必要なんかないですよ。3年毎でいい、3年毎で! まったく腹立たしいなあ。政府も議会も、こういう国民の暮らしに係わることの是非についてちゃんと審議してくれって! さてさて、お腹立ちはこの辺にいたしまして、ワタクシ、ディーラーで車検の手続き待ちしている間、備えつけの雑誌を読んで楽しんでいました。 最初に手にしたのは『エスクワイア』誌。「日本で食べられる極上イタリアン」みたいな特集でしたけど、写真の撮り方がいいのか、どれもこれも旨そうです。名古屋近辺のイタリア料理店も何軒か紹介していたので、心のメモ帳にカキコ、カキコ・・・。 で、次に手にしたのが『レオン』。・・・だったのですが、なんですか、この雑誌は?! 同誌の専属モデル・ジローラモさんが至る所に顔を出して「チョイ悪・オヤジはこのシャツで決める」だの、「チョイモテ・オヤジはこの店で口説く」みたいなことを指南しているのですけど、「はぁ~?」ってな感じです。これ、一応男性ファッション誌・ライフスタイル誌なんでしょうけど、「女性にもてるにはどうすればいいのか」というコンセプトがあまりにも前面に出過ぎて、なんだか逆に哀しくなってきますなあ。 大体、普通の日本人のおっさんが、ジローラモさんみたいな格好をして、女性を口説くか? そもそも、いつ・どこで・誰がそんな「パーティー」をやっているんだ? いやー。少なくとも私自身のライフスタイルから言って、何の参考にもならない雑誌ですね。・・・でも、それじゃ一体、どういう人たちがこの雑誌を支持しているんだろう・・・。分っからん! で、そんな雑誌を読んでいるところを人に見られて、「あ、この人、女にもてたいんだ・・・」なんて思われたら恥ずかしー! と思ったので、そそくさとマガジンラックに返却。そしてあっさり『モーターマガジン』とチェンジ! これなら、読んでいるところを人に見られても、「ああ、この人は車が好きなんだな」と思われるだけだし、事実その通りですから! 人は付き合っている友達によって知られる、とか、書架の本によって知られる、なーんてことを言いますが、雑誌によっても、その人の人となりって知られますよね。 とはいえ、自分のライフスタイルにドンピシャリってな雑誌はなかなかないもので・・・。私にも『Pen』とか『ENGINE』とか『図書』とか『ちくま』とか『フィガロ』とか『エスクワイア』とか『自給自足』とか『カーサ』とか『Living,ETC』とか『エル・デコ』とか、その他何冊か愛読の雑誌がありますが、それぞれ帯に短し、襷に長しってな感じです。 誰か、本が好きで、古本が好きで、デザインが好きで、車が好きで、文房具が好きで、建築が好きで、絵画が好きで、ジャズ&ロックが好きで、時計が好きで、食べることが好きで、旅行が好きで、田舎暮らしに憧れている男性向けの雑誌を作ってくれないかしら!